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友達ってたくさん必要ですか?

息子が、学校でどんな風に過ごしているのか、私はあんまり知らない。

そう、息子は学校のことを語らない。

語らないとわかっているから、
私も聞かない。

たぶん、
あんまり踏み入れてほしくないのだろう。

友達の名前は時々出てくるし、
それなりに過ごしているのだと思う。

でも時々、こんなことも言う。↓
ドキッとする。



息子はスイミングに通っている。
泳いでいる間は、前後に並ぶお友達と話している風ではある。

時々スイミングで、
自由遊びの時間があるのだけど、
この前見ていたら、
息子は誰かと遊んでいる様子はなく、
誰かが遊んでいるのを外から見ている感じだった。

参加しようと声をかけているけど、
入りきれていない感じ。

たまたまその日に仲良しの子がいなかっただけかもしれないけど、

ちょっぴり胸が痛む。

息子は、寂しいとは思っていないのかもしれないのに、
私が寂しいのではないかと想像してしまい、切なくなってしまう。


以前他にも、こんなことがあった。


仲間外れにされるドラマを見て、
息子が泣いた話。

悲しい思いを、きっと息子もしたことがあるんだろう。

色々聞いても、
「言いたくない!」
と言われてしまうので、
深くは聞けないんだけど。


私も無意識に、
子どもたちには友達がたくさんいてほしい
なんて、
やっぱり心のどこかで、思ってるんだろうか。

だから切なくなるんだろうか。

でも友達って、たくさん必要なんだろうか?


私自身、
人と話はある程度合わせられるけど、
本当の友達は数えるほど。

しかも学生時代の友達なんて、
ほとんど会えてない。

それでも、寂しくはない。



先日、ヨシタケシンスケさんの
「にげてさがして」という絵本を読んだ。

きみと にたひとは
きみと いっしょにゲラゲラわらって
くれるひとは かならずいる。

そのひとも きっときみを
さがしている。

そのひとは、すぐそばに
いるかもしれない。

そのひとは、ほんのなかに
いるかもしれない。

そのひとは、いまはまだ
うまれていないかもしれない。

そのひとは、えいがのなかに
いるかもしれない。

すぐには みつからないかも
しれないけど

さがすのをやめてしまうと
にどと であえなくなってしまう。

だから、さがしつづけよう。
だから、うごきつづけよう。

「にげてさがして」より



そう、現実の世界だけじゃなくてもいい。
本や映画の中にいても、いいんですよね。

息子にこの言葉が届きますように。

君に、大切な何かが見つかりますように。


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