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カフカ リボーン 3


こんにちは!
カフカ語録シリーズです。
今回の語録は・・・

幸福になるための、完璧な方法が一つだけある。
それは
自己の中にある確固たるものを信じて、それを磨くための努力をしないことである。

カフカの影響を受けている、小説家「中島敦」の有名な著作で『山月記』があります。※学生の教科書では多く掲載されているようです。
この小説の中では詩人になる夢に破れて「」になってしまう李微という主人公がいます。

彼の、夢が成就しなかった理由は、己の力量の無さを嘆いていた末に獣に権化したのではなく、刻苦して力を磨くことを避け続けた「羞恥心」が「けだもの」に変化したのだそうです。

心理学でいうところの「セルフ・ハンディキャッピング」ですね。

つまり、何かことを成す場に臨んだ時に
十分努力していないんだけど・・・
と、自身に布石を打っておくことで、たとえ不本意な結果になったとしても、「努力不足だからやむを得ない」という、心の落としどころを予め作っておくのです。

すると、心のダメージは半減されます。

反対にずるいと意見もあると思います。
しかし、逆に「こと」が成就した暁には「ラッキー。私って、意外とすごいじゃん。」となり、どちらに転んでも両得になる概念です。

心の保険を身に着けていたカフカ。
みなさんは、心の保険はかけていますか。

お付き合いいただきありがとうございました。
続く・・・


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