Ethnic Museum

アンティークビーズ(ジービーズ、ルックミ、珊瑚、トルコ石など)(dZi beads,c…

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アンティークビーズ(ジービーズ、ルックミ、珊瑚、トルコ石など)(dZi beads,chung dZi,Luk Mik,Coral,turquoise,etc) チベット族、カレン族、ヤオ族、モン族、ミャオ族など(Tibetan,Karen,Yao,Hmong,Miao,etc)

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Ethnic Museum  自己紹介

東南アジアを中心とした少数民族美術品をご紹介します。 チベットで何世代にも渡り受け継がれてきたジービーズや珊瑚・トルコ石・琥珀 他、少数民族が大切にしてきたオリジナルのアクセサリーや思いを込め作られた衣装など、今となってはとても重な品々を多数保有しております。 ジービーズがきっかけとなり、チベタン〜東南アジアの少数民族の品物に魅了され、少しずつ収集してきました。 品物に関しては一部の超マニアやプロの方を除いて、日本の中ではかなり保有している方じゃないかと思っています。 おそ

    • 少数民族 ヤオ族 衣装

      先日のパンツ同様、ヤオ族のパンツ。 前のデザインの方が知っている人は多いんじゃないでしょうか。 ちょっと地味な感じがしますし人気がない気がします。 ただ、こちらの方が刺繍箇所が多く大変です。 ほぼ隙間なく縫ってあります。 僕なら1cm四方でギブアップ。笑 こういった品物を集めていると、オリジナルの状態であるってのが非常に大切になってきます。 刺繍だけが好きー!ってハサミを入れちゃダメなんです。 今そんなことするお馬鹿さんはいないと思います。 なのに、未だ刺繍部分だけ出てくる

      • 本当のパワーストーン

        巷に大量に出回っているパワーストーン。 金運に良いとか健康に良いとか。 これを持つだけで大金持ちになれるなんてのを見ていると、 これでお金持ちになれるなら世の中の殆どがお金持ちになれるわけで。 如何に世の中の人達が楽して成功したいと望んでいることがよく分かります。 毎度毎度宝くじに行列ができますしね。 ただ、残念ながら世の中はみんながお金持ちにはなれていません。 あまりスピリチュアルの方向に持っていくのは好きではないんですが、 もし、本当にパワーストーンがあるとすれば、ビ

        • 我が子の名言!?

          糸も針もなくただその場で拾った棒で釣りを楽しめる我が子は、なかなかの名言を残しております。 ご飯のメニューが好きなものだったのか、山盛り状態になってる。 基本少食で減らしてって言うのに…。 『それ、全部食べられるの?』と聞くと、 『そんな先の事なんて分かんない!!』って返ってきました。 まさかの返答に思わず笑ってしまいました。 先の事は考えず今を楽しむ! 勉強になります! これまた食事での一幕。 普段はお母さんかお父さんがパンにジャムをぬってくれるわけですが、 今日は自分

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        Ethnic Museum  自己紹介

          少数民族 ヤオ族 オリジナル衣装

          ヤオ族といえばこの個性的な刺繍が特徴のパンツではないでしょうか。 この刺繍部分は絹糸で縫ってありまして、絹糸は細く繊細な作業なわけです。 基本、農作業の合間や農閑期に刺繍をするわけですが、このパンツを仕上げるのに年単位の作業になってきます。 何年もかかって仕上げた衣装ですが、マーケットが出来、売れると分かるとお金欲しさに手放していきます。 買う方も安くしたいし刺繍部分だけが欲しいから、ハサミを入れさせる。 刺繍部分だけが世の中に出回っているのはそういうことです。 現在出回っ

          少数民族 ヤオ族 オリジナル衣装

          こりほぐし

          子供との遊びの時間は凝り固まった僕の頭をほぐしてくれます。 なんのことない曲がったただの棒を川で見つけて釣りの雰囲気を楽しんでいる我が子。 妙に様になってる!笑 大人になると何故かこういった遊びが出来なくなります。 頭がかたいんでしょうね。 遊びの無い世の中にどんどん向かってるのは、遊び心の無い大人が世の中を作っているからです。 本当にそれでいいのかなぁって思う。 世の中の偉い人達ももう少し遊びというのを大切にして欲しいと願う今日この頃です。 #日々の大切な習慣#こりほ

          こりほぐし

          古代瑪瑙 バイシャジャグル

          チベット人によって大切に守られてきた古代瑪瑙。 ジービーズ同様に1000年以上もの間、人から人へと受け継がれてきたお守りの石。 チベットでは古来より瑪瑙は薬として服用されており、薬師珠とも呼ばれます。 薬師如来様のお名前がついちゃってるわけです。 たまーに削った跡があるバイシャジャグルがありますが、余程の事があったのでしょうね。 旅の途中にお腹が痛くなったのか。 熱が出て死にそうになったのか。 ちなみに、チベット人は瑪瑙もジーって呼びます。 そう、人工的に描かれたものだけ

          古代瑪瑙 バイシャジャグル

          アンティークビーズ

          少数民族のアカ族が持っていたガラス製ビーズ。 ここには沢山ありますが、ホワイトハーツが人気が出て何とか作家さん達がオリジナルのネックレスをバラして加工してしまい、今ではオリジナルの状態で見れる事は殆どありません。 人気が出る事自体は良い事ですが、オリジナルの情報が全く織り込まれる事なく次の持ち主へ渡されるのは残念でなりません。 様々な色がありますが、やはり女性には赤い色が1番好まれる印象があります。 赤というのは血液の色でもありますし、何か生きる強さみたいなものを感じるのか

          アンティークビーズ

          少数民族 ミャオ族衣装

          中国南部貴州省に住むミャオ族の手刺繍による衣装。 モン族とミャオ族は同じとされる事がありますが、個人的には南側タイ・ラオス・ベトナム側をモン族、北の中国側をミャオ族と分けています。 中国側のミャオ族の刺繍はとても細かく、アクセサリー同様に龍や鳳凰などが描かれたりします。 何となく目立つ事が良しとされてたのかなぁって想像しちゃいます。 例えば、写真の緑の衣装は何を表してるのかなぁって考えてまして、とある人のヒントで孔雀かぁ!って。 シックで地味な感じを好む多数派とは対極の世界

          少数民族 ミャオ族衣装

          チベタン 菩提樹 お数珠

          チベットといえば仏教をイメージする方が多いのではないでしょうか? 仏教の重要アイテムの1つにお数珠があります。 これは日本の仏教も同様で、法事の際にはお数珠を手に参列するのをよく見かけるはずです。 そもそもお数珠は数を数える為の道具です。 マントラを唱え、何回唱えたか忘れない為にお数珠を弾くわけです。 ですから基本は108粒なきゃいけない。 簡素化するのであれば54粒、もしくは27粒と108を基準に粒数を整えないと数がわからなくなってしまいます。 まぁ、そんな事すら気にせず

          チベタン 菩提樹 お数珠

          チベタン アンティークアンバー 琥珀

          ジーや珊瑚などと同様に今尚大切に身に付けられている琥珀。 チベットでは琥珀は、病から身を護り幸運を呼び込むとされています。 チベット以外の地域でも琥珀は身に付けられていますが、チベタン独特の風情があり、そこに魅了される愛好家が沢山います。 チベタンといってもチベットで取れたわけではなく、バルト海辺りで取れたアンバーが交易を通じてチベットへもたらされたわけです。 琥珀は非常に柔らかく、チベットの過酷な環境下では画像の様に大きくダメージを負うものが沢山ありました。 それらを補

          チベタン アンティークアンバー 琥珀

          チベタン 古代ルックミ

          縞瑪瑙の特徴を活かして、眼を表して作られている、ジービーズの元になったとも言われるルックミ。 ジービーズの石選びの段階でも、こういった眼の存在は重視されて、特別な石を加工しジービーズを作り上げていた事が分かっています。 ごく稀に、ナチュラルの石の模様ではなく人工的に描かれたルックミも存在します。 自然の模様はコントロール出来ないので、人工的に描こうと考える辺りは人間の飽くなき探究心の一旦を垣間見る事ができます。 古代よりルックミは、チベットのみならず各地で非常に大切にされて

          チベタン 古代ルックミ

          プリミティブアートの最高峰 ナガ族

          超個性的な民族の1つにナガ族が挙げられるのではないでしょうか。 首がいくつもついたネックレスが有名で、首狩り族の名残りがそこに現れています。 流石に現代で頭蓋骨をぶら下げてるわけにはいきませんよね…。 その他にもビーズや貝殻、猪の牙や虎の爪などを多数身に付けていたのが資料からもよくわかります。 人間の保身を元にした本能からで、猪の牙や虎の爪は、俺は強いんだぞーっていう強さの象徴でしょう。 そうする事で、相手を威嚇し身を守るという事だったのかもしれません。 今でも、ミュージシ

          プリミティブアートの最高峰 ナガ族

          チベット御守り トクチャ

          チベットでは石同様に大切にされて来たトクチャ。 天鐡と呼ばれるのは、天から降って来た鐡、つまり隕鉄を使って作られたという逸話からの様です。 普通に考えたら…なんでしょうけど。 天珠って言い方もそうなんですけど、それっぽいストーリーがあった方が人は魅力を感じるわけで、それが本当かどうかなんてどうでも良い事なのかもしれません。 多分、服のボタンや装飾品として金属を用いたのが始まりで、そこに仏教的思想が入り仏像型やバジュラ型、ガルーダ型などが作られていきます。 稀に古いものでは7

          チベット御守り トクチャ

          少数民族 モン族 オリジナル衣装

          先日のヤオ族に続きこちらはモン族のオリジナル衣装。 モン族は中国ではミャオ族とも呼ばれ少数民族の中ではもっとも人口の多い民族です。 大きくは4つのグループ(ホワイト・ブルー・フラワー・ブラック)に分けられます。 腕の部分などの刺繍が特に好まれ、切り取られリメイクされたりしたので、今では衣装としてオリジナルの状況で残ってるのはとても貴重となっています。 今回紹介している品物は、ヤオ族の時同様全て手縫いのものになります。 機械化が進み大量に作られる前の想いの込められた品。 刺繍

          少数民族 モン族 オリジナル衣装

          少数民族 シルバーアクセサリー

          オリジナルのシルバーアクセサリー。 基本的に貧しかった少数民族にとって、金は手にする事が出来ず比較的手に入れ易かった銀を好んで身に付けるようになりました。 紙幣よりは現物資産でもある銀を装飾品として身につけてきたわけです。 ここ最近、安全資産でもある現物資産への移行が強い様で、金同様に銀の価格が高騰しています。 常に不安定な情勢下におかれていた少数民族にとって紙幣というのは信頼できるものではなかったのかもしれません。 デザインも地域や民族ごとに個性が色濃く出ています。 中国

          少数民族 シルバーアクセサリー