勉強が嫌いです。やりたくありません。
「勉強が嫌いです。やりたくありません。」
と、中学3年生の子は言いました。
そっかぁ。それじゃ、働くしかないね。
「いやです。働きたくないです。」
そっかぁ。そしたら、中学校を卒業したら何がしたいの?
「…何もしたくないです」
そっかぁ。今は家で何やってるの?
「…ゲームとか」
ゲームが好きなんだ。そしたら、ゲーム制作とかやったらどう?
「別にゲームを作りたいわけじゃないです。何もしたくない…」
そっかぁ。ゲームはなんのゲームしてるの?
「スプラトゥーンとか、PUBGとか」
そうなんだ。面白い?
「まぁ…はい」
どういうところが楽しいの?
「… 大会とかで、戦って、勝ったりするのが面白いです」
そうなんだ!チーム戦とかあるの?
「あります。」
そしたら、仲良いチームの子とかもいるんだ?
「はい。」
他のチームの子は、同じく中学生なの?
「中学生もいれば、大人もいたり色々です。」
そうなんだ!どんな話するの?
「基本ゲームの話しかしないです」
そっかぁ。社会人の人とかは仕事は何やってるのかな?
「わかりません。」
あまりそういう話はしないんだ?
「はい」
それじゃ、今日の勉強を始めようか。
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中学3年生の生徒との、会話です。
毎回同じ話からスタートします。
ネットでの関わりだろうと、リアルでの関わりだろうと、人が他人の影響で変わるということは、極めて稀であると僕は思います。
人を変えるのは、人ではなく環境であると
僕は思います。
そしてその環境は
ネットの中でも、家庭の中でもなく
学校や塾、クラブや職場など
リアルの場、常に人が出入りし、活発に活動を行っている場であると思っています。
もし君が今、自分ではどうしようもできない状況にもがいているなら
それは、長い間水の出入りがなくただ水が溜まっている池にいるようなものです。
長くいればいるほど、水質は悪くなり、どんどん抜け出し辛くなるでしょう。
淀みのない、常に新しい水が流れ、中にいる生き物が生き生きとしている環境に行きましょう。
自分の足で、一歩踏み出し、環境を変えることでしか、状況を変えることはできません。
1人でも多くの子が、抜け出す勇気を持つための助けになることが、僕の目標であり使命だと思っています。
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