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無計画にもほどがある!珍獣との飛行機旅/週半分ホームスクーリング

アイロンビーズやLaQで、やたら飛行機を作りまくっている珍獣・兄。
飛行機に興味を持っている今が、“本物”を体感するのにちょうどよいタイミングかな?と思い
夫に仕事の都合をつけてもらって、平日出発の家族旅行を突如決めた。

というわけで、当日の早朝にバタバタと出発準備。
珍獣兄妹の衣類、タオル…と必要な荷物を揃えようとして←前日やれ
「7歳&5歳。自分でやるよな!」と、はたと気づく。
急遽、必要な持ち物を記した【しおり】を作成し、起きてきた2人に渡してみた。

すると自分たちで難なく、むしろ楽しみながら準備完了。
【自分の持ち物を自分で準備する】【着たい服を自分で選ぶ】という行為が、旅行に主体的に関わろうとする2人の気持ちを、高めたようにも感じた。
一応わたしの方で、最後に荷物を確認しようと思っていたけれど
自分の準備が間に合わず、結局できずじまいだった。Ω\ζ°)チーン
それが後に、驚愕の展開を呼ぶとも知らず。

シェアリングサービスの洗礼

(わたしがもたついたせいで)予定時刻を15分遅れて、家から車で出発。
が、空港までの道が予想以上に混んでいる。( ゚д゚)
夫は出発時刻に相当ゆとりを持っていたようだが、甘かったらしい。←そもそもわたしのせいで15分遅刻してる

それでもギリギリ間に合いそうな時刻に、駐車場付近に到着。
ところが夫が、「停める場所が見つからない」と焦りだした。( ゚д゚)
今回利用するのは、akippa(アキッパ)という、駐車場のシェアリングサービス。個人オーナーが所有する余剰の駐車スペースを、akippaを介して個人が借り受けるサービスだ。
今回は一般的な時間貸し駐車場のどこかに、「akippa」と表示されたスペースがあるはずなのだけど、それを見つけるのに手間取ってしまったのだった。
新しい商慣習に、そろそろ慣れなければ…!と、意を決してシェアリングサービスの利用を決めた周回遅れの我が家だが
早速、洗礼を浴びた。(‥ºั⌔ºั‥ )<ブシャー==͟͟͞͞
※事前に入念に下調べをし、時間のゆとりを持っているだけでよかった説もある。

最終搭乗のアナウンス。空港を爆走する家族

そして駆け込んだ空港内。
手荷物検査で引っかかった。
わたしが。Ω\ζ°)チーン
対象は、うっかりペンケースに入れたままだったハサミ。
泣く泣くその場で処分を了承し、また安全証明のために、夫婦で水筒4つ分のお茶をぐびぐび飲んで見せ グビグビ(*/◎\*) プハーッ(*ơㅂơ)=3
ようやく検査を通過。(·:゚д゚:·)ハァ…

と、ここで最終搭乗のアナウンス!
まずい!飛行機が飛んでいってしまう!走って!!ゼェハァ(·:·:゚д゚:·:·)ゼェハァ
訳もわからず走るよう急かされ、嬉々として跳ねるように駆ける珍獣・兄と
「ハサミは?」と気にしつつ、必死の形相で懸命に走る妹・オケちゃんの対比が印象的だった。

何でもかんでも、「学び」に結び付けなくていいんだ…

こうして、我が家以外の搭乗予定客が全員乗り込んだ機内に、間一髪で乗り込み
呼吸が落ち着く間もなく離陸。
初めての人・環境・事柄に怯えがちな珍獣・兄だけれど、大人しく窓の外に見入っていた。
オケちゃんも、機内サービスでジュースとチョコレートを振る舞われ、終始ごきげんであった。

せっかく時間もお金もかけて遠出するのだから、本当は搭乗1時間前には空港に到着し
飛行機の離着陸の様子や、様々な言語が飛び交う空港内の雰囲気、滑走路を走り回る特殊車両…などなど、珍獣たちと見たり感じたりしたい光景がいくつもあった。
が、とりあえず出発に際しては、全部できなかった。Ω\ζ°)チーン

でも、何でもかんでも「学び」に結びつけようとしなくても
慣れないシェアリングサービスに手間取り、手荷物検査で右往左往し、空港内を家族で爆走する…という実体験すべてが
子どもも大人も関係なく、人生を豊かにする肥やしとなるはずだ。

たぶん。

珍獣・兄が持参したリュックの中身は…

約2時間後、飛行機は無事に福岡空港に到着。
その後もすったもんだがありつつ、夜11時( ゚д゚)に宿に着いた。
オケちゃんはすでに寝入っていたが、珍獣・兄はハイテンション。
着くなり、リュックの中身をテーブルに広げだした。
出てきたのは、3Dアイロンビーズで作った飛行機たち。

…持ってきてたんかい……

2人の荷物を最終的に確認していなかったので、わたしは全く気づかなかったのだ。
数百キロの距離を共にしてきた珍獣の宝物たちは、しかし
気圧の違いや摩擦に耐えられなかったのだろう、無惨に分解されていた。( ゚д゚)

「アイロンビーズの作品は、持ち歩くものではない」

福岡まで来て、このことをしかと認識した珍獣・兄は
2日後の夜に無事、我が家に帰宅するなり、アイロン台の前に座り
せっせとアイロンビーズの飛行機を補修していた。シュコー(*・_・)ノ⊇~~シュコー

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