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再生と希望#4 ぐっときた言葉たち

今日はここ最近読んだ本の中でぐっときた言葉たち(文章)をご紹介します。

職場は自分の時間を売って仕事をしてお金をいただくところ。
友だち作りの場所じゃないことをいつも念頭に置くと気が楽になると思います。

吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる

「腑に落ちる」とはまさにこのことだと思いました。
職場の人を仕事上で仕事を任せる、任されるということは
自然発生するべきだし、その対価でお金をもらっているわけです。
仕事をする中で「仕事仲間」にはなってもいいが、「友達」ではない。
という線引きをこれからしていくのが身のためだと感じました。

少し寂しい気持ちもしますが、仲間として理解すればよいだけのことですね。

決断とリスクはワンセットである。日本の社会は、同質社会ということもあって、このバランスが悪いと思う。リスクを負わない人がいる一方で、リスクだけ負わされる人がいる。
決断を下さないほうが減点がないから決断を下せる人が生まれてこなくなるのではないか。目標があってこその決断である。

決断力 羽生善治

羽生さんは将棋界で生きてきた人です。
ここまで社会を俯瞰して捉えていたことに少々驚きました。
きっと一局一局の指し手も決断とリスクのワンセットが積みあがったものなのだと思います。

私はこの文章に心が動くとともに、やはり会社の人たちを浮かべました。
決断を下さず、こちらに委ねる人がたくさんいました。
私より身分が上なのに決断しない上司がまっさきに浮かびました。

羽生さんがこの言葉を紡いでくれたおかげで、
リスクを負ってきた私は救われた気持ちになりました。

どこかで、遠くて、姿が見えなくても、理解してくれる人がいる。
自分に対してではなくとも、そういう社会だと理解している人がいる。

羽生さんの著書を読めば読むほど、本当にこの人が将棋連盟の会長職を務め、
まだまだ第一線で活躍しておられることを大変うれしく思います。

今日もいい日になりますように。
ざつようがかり

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