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猫にホステス・・・芋の大革命

コンビニエンスストア
その名の通り、非常に便利だ。
多種多様な買人を相手に
砂時計はループを繰り返す。

肉じゃがを作る際に
絶対必要な調味料、
THE マヨネーズをうっかり切らし
車で5分の所にあるコンビニへ
徒歩10分で到着した。

入り口すぐの駐車スペースで
小学3年生ぐらいの男の子が
顔面を崩壊させながら
しゃくり泣きをしていた。

傍の男性が説教する声が聞こえてくる。
車内で飲食したものを
シートにこぼし散らかしたのか
厳格な子育て方針なのか
そんなに怒らなくても良いものを・・・
などと思いながらマヨネーズを購入した。

外にでると状況が一転していた。
泣きじゃくる少年をはさむように
男女のカップルが両脇に立っていた。
少年の両親が呼び出しをくらったのだ。

入店時は気がつかなかったが
説教兄さんの黒の軽自動車に
溶けたアイスがトッピングされていた。
どうやら兄さんの車は
アイスを食べてくれなかったようだ。

マヨネーズはトッピングではなく
肉じゃがを変身させるのに使う。

小林カツ代姐さんのレシピは
ジャガイモを600gも使用する。
もちろん2人で一度には食べきれないので
残りはすべてマヨネーズで和えて
肉芋サラダにしている。
最近では、サラダ人気がありすぎて
肉じゃが3割・肉芋サラダ7割で食している。
むしろ サラダのために肉じゃがを拵えている
といっても過言ではない。

アイスを落としてしまった少年は
あのあとどうなったのだろう。
芋をマッシュしながら考えてみた。

そこかしこに林のあるこの辺りは
鳥のフン害も春の訪れを感じさせてくれる。
私の車はクリーム色で
木の実交じりのフンがかかると
パープルハロウィンフラペチーノ。
若干の映えすら感じてしまう。
運転に差し支えなければ洗車は雨任せだ。

空を移動する自由な鳥
説教兄さんの天敵だろう。因果応報。

著者 じゃむのアレ

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