見出し画像

諦める事に罪悪感を抱く

膝の靭帯と半月板損傷をしている私は
本音を言えば
入院して治療に専念してもっと日常生活をアクティブに過ごしたい
とケガをしてから4年になるが
毎日そう思いながら生活をしている

搾乳動作はしゃがんだり踏ん張ったりと何かと膝に負荷がかかり
牛たちの間を牛によりかかりながら
移動している

そのため身長176cmヘビー級の中年女性の全体重を掛けることも多いが頼もしく立っていてくれるから
本当に助かる

長年介護の仕事で腰と膝を酷使していた私は
30半ばでもっと負荷のかかる仕事をするとは思ってもいなかったし
40前には相談職に就てと資格もちょこちょこ取っていたが

牛相手では資格など必要がなく

ただ長年培ってきた観察力と作業動線をスムーズにする事や牛の個体差の識別、薬の作用、獣医の対応など
介護職と着目するところは大差無かったせいもあり
すんなりと動物相手の仕事も受け入れることが出来た

ただ加齢には勝てない
365日結婚してから8年休みなく牛の世話をしている
朝と夜の搾乳があるから実家へも帰ることを早々に諦めた

靭帯を切った次の日も遮る夫の手をどかし搾乳に入った

古い牛舎での作業は
二人でやっても17時間かかった

そこを夫に丸投げなど到底無理でさせたくなかったし若いから何とか頑張れた

でも四十路を過ぎてから足首の変形も出てきて歩くのが容易ではなくなってから

働けない自分を責めるようになってしまった
それと状況が改善されないことの不満を夫にもぶつけてしまうようにもなってしまっていた
家庭を持ってからやりたかった事がたくさんあったのに
何も出来なくなってしまったと…

そんな葛藤にも最近折り合いを付けれるように意識を変えようと取り組んでいるが
私の小さなプライドが
時々大きくなってしまい
その気持ちを落ち着かせる事で心身ともに弱ってくることも多々ある

諦めた事はけっして悪いことでは無い

手放すことで見えてくる風景や考え生活も変わってくる

理想はただの理想である

「〜であるべき」

に囚われすぎて自己肯定感と幸福度を下げてしまっては元も子も無い

大切なのは

今日という日は私にとって最善でありました

と自分の身体に感謝して終えることだと思うから

だから、今日の夜の搾乳は足の不調で全て夫にお願いしてしまったことを自分を責めてはいけないと思う

だから、おかげて明日は頑張れそうだと夫には感謝を言うようにしている

そうやって少しずつだけど心を豊かにする意識はずっと持ち続けて明るく新牛舎の借金返済ライフを楽しんで生活を送れたらいいな

そんな事を思いながら、これから夜ご飯食べようと思います

今日も1日お疲れ様でした!
明日もいい日でありますように🙏🏻 ̖́-‬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?