みなさんは世の中に「超能力」というものがあると思われますか?
今回は超能力、とくに「予知能力」という現象についてご紹介します。

TVを観ながら

わたしには奇妙な現象が時々起きて、頭をひねることがあります。
特に、ボーッとTVを観いてるときによくこの現象が起こるのです。

例をあげればきりがないのですが、数例をご紹介します。

小学生の頃ですが、ラジコン飛行機の大会で常に優勝をしているMさんという方のことを、何の気なしにボーっと考えていました。

その日の夜、TVをつけるとドラマの中でラジコンを飛ばすシーンがあったのです。しかもエンディングのテロップに「ラジコン操縦M」との文字が流れているではありませんか。

また、特に好きでもないお笑いタレントのことが頭に浮かび「最近見ないな」などと思ってTVをつけると、ニュースでこのお笑いタレントの訃報が流れるということもありました。

タレントの死去は、結構な頻度で予知できているのです。しかし、私にはそれが予知だという感覚が無く、ただボーっと考えていることが現実とリンクするので、人前でかっこよく予言をすることはできません。

こんなことは、子供のころから現在まで枚挙にいとまが無いのです。
もし、ボーっとではなくて「これは予知だ」と認識できれば、「イケメン予言者」などとメディアで取り上げられるし、お金も儲けられるのにと思うと悔しくなります。

予知の内容

地震や災害の予知が出来ればよいのですが、私が予知できるのはしょうもないことばかりなので、何のためにこんな能力があるのか、甚だ疑問です。
しかも予知とは気づかず、後で気が付くので悔しいのです。

予知の方法は、当然のことながら分かりません。
しかもタレントが他界するとか、この人がTVに出演するとかが具体的に分かるわけではないのです。

あんなタレントがいたなとか、あの人ラジコンの操縦がうまいな、という取り留めのないことが頭に浮かぶので、それが死去するだのTV出演するだのということに具体的に繋がらないのです。

私だけなのか

この様な現象は、私だけに起こるのかという疑問があります。誰にでもあって、それに気づいていないだけではないか、と思うことがあります。

小学生のころ、友人のK君のことが正にそうでした。
K君と外で遊んでいた時のこと、ふいにK君が何年も前に放送が終了したウルトラマンのことを話し始めたのです。

何で突然、と思いましたが話が長く続くことも無く、他の話題に変わりました。当然気にもかけていませんでした。

その夜TVを見ていると、何とウルトラマンの再放送が来月から始まるという予告が流れたのです!
K君がウルトラマンの話をしたのは昼のことでした。

次の日、クラスで「昨日の夜の予告見たか、ウルトラマンの再放送が始まるらしい」と大きな話題となりました。
クラスメートも、夜はじめて予告を見たのです。

K君に再放送があることを知っていて話を出したのか、と聞きましたが「知らん」とのこと。その上「ウルトラマンの話なんてしたかなあ?」というのです。

得にもならない

K君の一件で誰にでもこの力はあるのかもしれない、と思うに至りました。私のように気付いているか、気付いていないかの差ではないかと思います。

今回の話に落ちはありません。ただ、こういった現象があるという話です。
しかも、この能力は一銭の得にもなりません。

世の中、そう簡単に儲からないものだとつくづく思います。