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アラ還暦乳がん 菜の花を見に行く

2回目のドセタキセル・フェスゴの治療後。主治医から疼痛緩和のため、芍薬甘草湯の処方があり、飲み始める。3日目から筋肉痛の予感がしたのですぐにカロナールを1500㎎/日、服用。痛くてたまらんようになる前に飲むのがミソ。そのせいか、前回より、頭痛、肩こり、腰背部痛はまし。その後、便通のコントロールも難しくなり、下したり、出ずにお腹が張ったりにもなる。7日目には味覚障害が出て、お茶がまずくなり、10日目にはそれも回復し、何でもおいしくて涙が出る。食べ過ぎて、体重が増え、倦怠感が抜けたのでウォーキングを始めた。今、ここ。

2回目ともなると、あぁ、この症状、来た来たと、どっしり構えている。前回あった右わきのチクチク痛がまた再燃し、帯状疱疹に違いないと発疹が出るのを待ったが、そんなこともすぐに忘れてしまった。同じ薬剤で治療を受けておられる方のブログを見るが、人それぞれ、症状の出方は違うんだなぁと思う。化学療法室の看護師さんが、『あまり、ネットで副作用を探し回らないように』と、苦笑していたのも一理あると今になるとそう思う。

夫も少し、無口な妻の扱いに慣れたのか、症状が軽減した日曜日に外に連れ出してくれた。河沿いの道をドライブして菜の花を眺める。市内から少し外れたイオンモールなら、人も少なくて、通路のソファーも空いている。トイレに近い場所で、時々、すわって休みながら、ウィンドウショッピングもできた。それでも、帰宅した午後からは、夫は気遣いエネルギーを使い果たしたらしく、また、シフォンケーキを焼いて膨らまないことに凹み、夕食は、カレーライスを作っていた。お弁当用の作り置きのハンバーグもこねてあった。私の消化管粘膜は傷だらけで何も受け付けない状況なんだが・・・。腹が立ったので、背中を丸めて這う様にコンビニで買って、私が食べられそうなものはこういうものだぞと、冷蔵庫に詰め込む。


夜中に起きた時には、シンクには、ありとあらゆる使用後の調理器具が山ほど積んであったが、朝起きたら、きれいにリセットされて、夫は自分で弁当を詰めて、プラごみも出して、出勤していた。

色々思うところはあるんだけど・・・ありがとうは、伝えなきゃ。

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