妄想隆景裏話

https://www.youtube.com/watch?v=QSTKRK-Pw7Q
毛利氏を飛び出し、大内氏にいる毛利の両川の一人、小早川隆景。

彼は豊臣秀吉に「天下の政治を任せられる」と評価されたことが有名です。

秀吉が中国大返しをして明智光秀を討とうとしたとき
「隆景、今追撃したら絶対勝てるぞ! マジで今のあいつらは必死だ。しんがりは俺の手にかかれば赤子も同然だし、今しかないぞ! 追撃一択だ!」
と毛利存続のためには一番良い手を提案していた吉川元春(毛利三兄弟の次兄、つまり隆景のお兄ちゃん)を言い負かしてそれをやめさせたことが一番の評価点とされています。

もし秀吉が毛利の追撃を受けていたら無事に明智光秀を討ち、天下人になることはできなかったでしょう。

しかし独立大名として中国地方の覇者だった毛利氏にしてみればその結果財政のかなめの銀山は没収されるし、領国も減らさせるしでいいことはありません。

隆景への風当たりは推して知るべし!

超絶対関白秀吉さえいなければ・・・・

あのとき追撃していたら・・・・

お兄ちゃんの元春が半ば強制隠居させられたような形になった上に、小早川隆景が毛利家の領地を削って独立大名化とくればもはや隆景だけが暴利をむさぼっているとみるのが当然です。

「あいつは自分の利益のために毛利本家をいけにえにした」

そんな声が聞こえてきそうです。

その後、秀吉の甥の秀秋を養子にもらっているのも毛利氏からすれば
「超権力者と縁を結んで今度はうちをつぶす気か!?」
という心配の種にしかなりません。

こうして毛利最大の裏切り者隆景は
「今度はお兄ちゃんの言葉を大切にしよう」
と大内氏に人質に行って教養と文化と何より大内氏の巨大さを知った毛利家長兄隆元のためにまだ同盟関係にある大内氏に仕えることになったのでした。

ちなみに大内義隆は一万を超えるの兵を率いて京に上って将軍を補佐して政治を動かしていた経験のある大内義興の跡継ぎなので戦国パワーとしては国内最強実績実力を誇ります。

負けるはずがないんだ・・・

そういえば秀吉のときも秀吉の兵力が大きいから追撃しなかったんだっけ・・・


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