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プロローグ 夫の場合


妻のことがとても好きだ。


書き出しからなんて浮かれた言い回しだと自分でも恥ずかしくなるが、

本当のことだから仕方がない。


こんなことを言っているのは決して新婚だからというわけではない。

交際を始めてから、2年と少し妻に対する愛情に疑いを持ったこともない。

これはさすがに一生続くものだと思っている。


なんにせよ、色々と自分たちのことを綴れる場所があればいいなということで、

二人でブログを始めることにした。


まずは、お互いのことを紹介していくのがいいのではないかということで、

夫サイドから妻のことを綴っていく。先手必勝。


年齢でいくと、自分より2つ年上になる。

人によるものだから、年齢が理由ではないだろうけどしっかりしている人だ。


話していて襟を正されるときが実は結構ある。

生々しい部分では金銭管理のことや、食生活、倫理観などなど。

おかげで付き合いを始めてから、少しは自分もまともな人間になれた気がしている。

飽くまで当社比の話だが。


なんにでも関心がある人だ。

自分はそれなりに趣味に没頭するタイプなのだが、

一緒に楽しんでくれるおかげで一人の時間を過度に欲することがなくなった。

昔は、恋人と趣味なら、俄然後者を優先するタチだったから結構な変化だ。

狭く深くではだめだなと思い、妻の好きなアーティストのライブにも一緒に行った。

自分の昔の友人に言うと驚かれそうだ。


そして、かわいい。

これはとても重要。特に高い鼻とつぶらな瞳がいい。

1日に数十回はかわいいと伝えている。かわいい事実は当然のようにそこに存在しているからこちらも当然のように伝えるべきだ。恥ずかしくもなんともない。


となると、どこが一番好きなのだという話になってくる。

うーん、全部。と言うと余りに大雑把で、かと言ってひとつずつ挙げて考えていくのは途方に暮れそう、余りに多いから。


と言いながら結論を出すのだが、これまで二人で色々な話をしてきた。

それはそれは多岐に渡る。くらだらないことから真面目な話まで。

こんなに話題が尽きないひとは自分の人生で一人もいない。

家族でも友人でも。

それだけ話ができるということは、やっぱり信頼があるのだと思う。

この人になら何を言っても言われても大丈夫というか。

欲しい答えを薄々待っているときには背中を押してくれて、

言うべきときにははっきり伝えてくれる。

本当に今まで感謝しかない。もちろんこれからも。


そんなわけで、このブログでは妻と話した中で感じたことを綴っていくものになりそうだ。2年間の記憶を掘り起こしたり、今起きていることだったり。

こうやって発信していくことでより一層妻への愛情が深まればいいなと思う。

まずは、妻がこれを読んでどう思うかな。

別に勝負するわけではないが、妻が降伏するくらいの愛情を発信していくことが当面の目標になっていきそうだ。

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