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万城目 学さんの「八月の御所グラウンド」読みました

こんにちは。
haru.です。

万城目 学さんの「八月の御所グラウンド」読みました。

読後感がとても良い作品でした。
ふぅーっ と空を見上げたくなる感じ。
まだお読みでない方には、ぜひ夏休み前に読んで欲しいです。

主人公は大学生で、場面は4回生の夏休み。
正直、30代半ばのわたしには、序盤〜中盤かったるくて途中で読むのやめようかなあと思っていました。

けれどそこから終盤にかけてが、万城目ワールド。直木賞受賞の理由がわかった気がします。

この作品は京都が舞台。
私にとって地元の風景=日常が自然に描かれすぎていて、実は、知らないうちに主人公たちと同じ目線、同じ世界に連れて行かれていることに気が付いてなかったんです。
序盤からまんまと本の世界に引き込まれていて、その、あまりにも日常すぎる話題にかったるく感じていた。
つまり、主人公と同じ目線に立たされているがゆえに「かったるく感じた」ってことです。

すごいなぁ。万城目せんせい。

そして京都の夏の暑さがしつこいくらい描写されてます。それがまたリアルで、

あぁ京都は暑いけど、京都帰りたいなぁ、
小学生の頃よう自転車であっちこち行ったなぁ、
市バスも乗りたいなぁ、鴨川眺めたいなぁ、
木屋町でビール飲みたいなぁ、
京都帰りたいなぁ。

と郷愁に駆られ続けて読み終えました。

最後に、私は幼い頃、御所で凧揚げをした記憶があります。あれが御所グラウンドやったのかなぁ。。

まとまりのない話で失礼しました。
WordPressではじめたブログも更新してます。
こちらは読み返して、わりとちゃんと書いてるので覗いてもらえると嬉しいです。
https://umeniuguisu2024.com/time1/

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