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切り傷

“その腕の傷どうしたの?”
なんて言われても
自分で切ったなんて言えるはずがない

生きた日数だけ自分の腕に切り傷いれて
今日もよく生きれて偉いねって

自分で褒めて

我に返ると馬鹿みたい笑

なんだか

自分の腕から
流れる真っ赤な液体を眺める事に安心感抱いて

知らぬ間に傷を作るのに依存して

気づけば腕は
ボロボロでコンプレックス化してる

周りは、“痛いよ” とか

“あとに残るよ” とか言って

みんな私を止めに来る

けれどこれは私にとって大切な宝物

誰もわかってくれないけど

これは私なりの
生きてる事を実感する為の道具

生きていたいから

毎日

剃刀で血を流して
痛いと思って泣いて、その先に今日も泣いてる
今日も生きてる偉いねって思える私が居る

誰が何言おうと

私が生きる事を唯一認めてくれる
私の為にある

私の切り傷なの。

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