よちよちある記#142『ある夏の景色』

少しずつお空の様子も変わってきた
夏のお空から秋のお空に

朝イチで神社さんへお参り
涼しい朝の空氣と蝉しぐれに包まれて
境内で寝転がり空を見上げ
雲の流れをぼんやりと眺める
次々に姿を変えていく雲の様子
飽きることなく眺めていられる

カッコいい四字熟語を調べて
行雲流水なんて言葉を探し当て
悦に入ってた高校生の頃

この年になって感じる行雲流水の意味
そんな達観した想いを抱くのは
まだまだ数十年先でいいなぁ

しかしまぁ
なんて贅沢なひとときだろう
 

夏の午前中
窓の外から聞こえてくる蝉の大合唱
扇風機にあたりながら
寝転がって眺めるTVは高校野球

たくさんの夏休みの宿題を
少しずつやっていけばいいとは
頭ではわかっていても
親の小言を聞き流しながら
ついついカッコいいお兄さんたちの
活躍する姿に見入ってしまう

現実逃避の時間

子どもの頃に見ていた
あのカッコいいお兄さんの姿が
今では自分の子どもと同じ年代の
男の子の姿になった

時間の流れの恐ろしいことよ

 
何かを成し遂げた達成感よりも、
何かに燃えている充実感がいい。
ーーー高田純次

バカになって熱中してるか?
アホになって熱狂してるか?
 
他者と比べて
羨んだり悔いたり憧れたり望んだり
そうじゃない!
比べるのは過去の自分

あのとき散々悩んで苦しんで
選ばざるを得なかったことや諦めたこと
あのときの痛み悲しみ
今の自分なら選べなかった選択肢を
選び取ることができるのか?
そこそこの満足感で納得しちゃうのか?
時間の流れとともに自分自身が成長したか?
 

もっともっと自由自在に
壮大な物語を生きていこう

高校球児の持つ
無限に広がる可能性と同じように
無限に広がる可能性を誰もが持つ

夢は諦めない
夢を諦めるのは自分だ

まだまだ人生これから
愉しくいこーぜぃ
 
今日もいい1日✨

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