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よちよちある記#219『心に栄養を』

たわわに実ったその赤い果実
ずっしりと詰まって重く
枝をしならせている
青いお空にその赤がよく映える

裏のおばちゃんが声をかける
「もったいないわね〜
絵でも描いたら
とってもステキなのにね」

そんな風にこの景色を
眺めて捉えているんだな この人は

静物画の題材にしたら
いい絵が描けそうか?

ザクロの赤

確かにこの赤が映えて
立派に主役を務めるだろうな
絵心ないから
自分では描けないけど…

その代わりに
せっかく実った果実を
少しばかり口にさせてもらう
中はキレイに透き通った
ルビーレッドの輝き
甘酸っぱい味が口に広がる

そこに花が咲いてることも
そこに実がなってることも
氣づかない人は氣づかない
こうして氣づけて福集め

景色を楽しめる心の余裕なのか?
日々の生活の中で
心に潤いを与えてくれるものに
どれだけ数多く氣づけるか?
 

ランチに入ったお店で
お母さんと手をつなぎながら
入ってきた小さな男の子

テーブルについてから
チラチラとこちらを盗み見てる
お母さんはやめなさい…みたいな様子
何度目かのチラチラに思い切って
目があったときににっこり笑い
サムズアップ

こんな風体の人が
笑いかけるとは
予想外だったらしく
ビックリした顔をしてから
すぐに満面の笑みに

お母さんは恐縮した様子で
頭を下げてる…w

直接口は利かなくても
こんな風に子どもの笑顔は
ほっこりとあたたかく
心に栄養を与えてくれる

ふと目を向ければ
たくさん散らばってるんだろうな
ステキなことなんてさ
あの子の笑顔を思い出すだけで
ほっこりと優しい氣持ちに包まれる

今日もいい1日✨

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