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杭州旅行記

 昨年の1月に一度訪れていた杭州に旅行に行った。前回は妻と一緒だったが、今回は一人旅。

 本当に自慢にならない話だが、1年以上中国で暮らしているのに、私は中国語がほとんどわからない。そんな中で不安だったが、日本に帰る前に一回くらいは一人で旅行に行きたかった。

1日目

 上海虹桥から杭州东站へ。いつもはタクシーで自宅→高鉄駅なのだけど、今回は一人なので地下鉄を利用した。
 高鉄の駅は、入場時にパスポート(中国人は身分証)が必要になる。タクシーだと入場ゲートの横につけてくれるのだけど、地下鉄駅からは初めてだったのでちょっと戸惑った。が、なんとか無事にゲートにたどり着いて入場。プラットフォームへも再度パスポートを使ってスムーズに入ることができた。
 杭州东站で降りてからは地下鉄でホテルの最寄駅まで。19号線という一番新しい地下鉄は、車内もきれいだった。

地下鉄駅を降りてから撮った写真

 ホテルのチェックインも一人では初めてだったが、フロントの人が親切で、こちらがあまり中国語がわかっていなのが伝わると、スマホに入力→翻訳した内容を見せてくれた。「自分でこのホテルを選んだの?」という質問もされたので、もしかしたら外国人があまり選ばないホテルだったのかも知れない……。

シャワールームが透明なガラス張りじゃなかった!
一人だからどっちでもいいけど(笑)
ホテルの最寄り駅、驿城站の天井。
おしゃれ。

 杭州在住の友人と合流して昼食後に湿地公園へ。本当は灵隐寺に行く予定だったけど、反対方向行きの地下鉄に乗ってしまったので翌日に。

着いたのが17:30で、閉園が18:30だった。

 杭州は上海や北京に比べると小さいけど、最近はデジタル産業などでも発展している都市。だけど西湖もあるし、少し地下鉄に乗れば広大な湿地が残されている。どこに行ってもそうだけど、中国の広大さを感じるのはこういうところで、都市にも広大な自然が残されている。

2日目

 昨日会った友人と10時半から合う約束をしていたので、合う前に西湖に一人で観光。去年来たときは中国国内初旅行だったので写真を撮る精神的な余裕がなかったので、今回はスマホを片手にゆっくり回った。

9時くらいだったけど人が多い。

 待ち合わせの時間まで杭州东站周辺を散策。

Hello

 之江文化圈という、博物館、非物質文化遺産館、文学館、図書館が集まった場所へ。どこもウェブで手続きが必要だけど無料。

博物館前
博物館の前にいたサイ

 中に大きなスペースがあって、それを囲むように4つの建物(博物館、文学館、非物質文化遺産館、図書館)が立っている。一つ一つが大きい。

文学館はやはり魯迅の扱いが大きい。

 非物質文化遺産館は劇や工芸、芸術、詩などの展示がある。天井が高く、演劇の舞台も再現されているので見ごたえがある。

3日目

 午前中の高鉄で上海に帰る予定だったので、ギリギリまでホテルで休んでいようと思ったけど、よく考えたら前回も今回も市内を流れる钱塘江を見ていなかったことを思い出して、急遽地下鉄で見に行くことに。
 川沿いに“城市阳台”というところがあって、夜景が綺麗らしいが今回は行けなかった。次の機会があれば行ってみたい。

19号線御道站。
19号線は新しい路線で、御道站は地上駅。
なんか外観がやたらとおしゃれだった。

 小雨だったのであまり遠くは見えなかったけど、とにかく川幅が広いことはわかった。

何本も釣り竿を立てて釣りをしている人が何人もいた。

 杭州東駅に戻って、上海へ。

一階は混んでいたけど、二階は空いていて座れる。穴場(?)

まとめ

 今回は一人で移動・チェックインと、友人に会うことが目的だったのであまりあちこち行かなかったけど、かなりお腹いっぱいだった。
 大きな都市はあまり中国語がわからなくてもあまり困らないし、治安もいいので一人でちょっと旅行に行くのにはピッタリ。杭州は地下鉄も発達しているので、地下鉄とバスだけでもかなりあちこち行ける。あと、道路の交通マナーが上海よりもいい(笑)
 今回行った中では、”之江文化圈”が特によかった。時間の関係で結構急ぎ足で回ってしまったが、ゆっくり回れば半日以上過ごすことができる。

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