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「心配だ」という呪いの言葉

 最近知人と話していて(ぐちを聞いていて)思ったこと。

 仕事でもそうじゃないときでも、何かをしようとするときに
・「大丈夫?」
・「心配だ」
 ということを言われることがある。

 このとき、具体的なアドバイスや情報を一緒にもらえる場合と、単純に「大丈夫か」「心配だ」と言われるだけのパターンがあると思う。
 前者は有益だが、正直後者はマイナスでしか無い。例えば次のような。

「今度のあなたの取引先、担当者がやっかいらしいね。大丈夫?」

「今度新しく来る人あなたと性格が合わなそうで心配」

「今度のプレゼン、毎回ツッコミが厳しくてしんどいんだよね、大丈夫?」

 心配されたところでどうしようもないし、「大丈夫?」と言われても大丈夫じゃなかったとしてどうしようもない。むしろ心配や不安が増すだけでなんの意味もない。

 もし相手の役に立ちたいのであれば、不安や心配を和らげるような具体的なアドバイスをするべきだし、それができなければ応援しているというようなことを言えばいいし、もしくは何も言わないのがいいと思う。

 私は性格が悪いので、こういうことを言ってくる人は、その人が意識しているかどうかはともかくとして、
・失敗したときに「やっぱりね」と言いたい(思いたい)
・味方ぶりたい
・プレッシャーをかけたい/失敗しろと思っている
 のではないかと思ってしまう。

 単に不安を増すようなマイナスなことを言うの、はほとんど呪いをかけているようなもので、わざとそうするのでなければ避けるべきだと思う。少なくとも私はこういう無責任なことを言いたくない。

 まあ、言われた側としては「じゃあどうすればいいですか?」と聞き返すのもコミュニケーションだけど。

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