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理想の上司とは、どんな方でしたか?



私のセミナーで、受講者の方にあなたの「理想の上司」はどんな人でしたか?」と質問すると、

多くの人が「自分を本気で信頼してくれた上司」と答える方が多い事に気づきました。

それでは、リーダーシップの鍵である「信頼」が具体的にどのように部下のやる気を引き出すのか、

世界的経営学者ドラッカーの言葉と共に、今日は考察してみたいと思います。



信頼と信用の違いを理解する


​ドラッカーが指摘するように、リーダーシップは「信頼」から生まれます。しかし、似た言葉に「信用」という言葉があり、「信頼」としばしば混同されています。

「信用」とは、まさに英語でクレジットであり、私の居たクレジットカード会社では、カード利用者の方の立替払いを行うにあたって、決済の前に与信というステップを通していました。

これは、このカードホルダーの利用を認めるかどうかは、条件つきということで、まさに「信用の調査」を事前に行っているのです。

対照的に、「信頼」は理屈を超え、条件付きではなく、相手を頭から信じること。つまり本気で信じることが「信頼」の条件なのです。




本気の信頼が、部下の長所を引き出す:


​上司としてのスキルやテクニックも重要ですが、それ以上に部下を信頼できるかが重要です。

部下が成長しやすい環境を作るためには、まず部下を信じ、その可能性を信じ、引き出すことが必要です。

例えば、できの悪い部下に対しても、彼らの強みやポテンシャルを見つけ出し、それを伸ばすサポートを提供することで、信頼が芽生え、やる気が湧き出てきます。



具体例:信頼と成長のサイクル


​以前、私はある部下に対し、そのミスを理由に、この人は「信頼」できないと考えていました。

しかし、ドラッカーの「信頼は理屈抜きに相手を信じること」の言葉に触れ、リーダーとしてまず信頼することから始めようと決心し、一歩踏み出してみることにしました。

あるプロジェクトで失敗した部下に対して、忍耐強く、とことん信頼することを辞めずに、一緒になってミスの原因を分析し、少しでも次に生かす方法を一緒に考えました。

なかなか得策は見つけられなかったものの、いつの間にかその部下は、信頼を通して、成長のサイクルが回り始め、次第に自信をつけていきました。
そして、最後には、とうとうやり遂げる事ができました。



結論



「大垣塾」では、部下を理屈抜きに愛し、信じるリーダーを育てることが目標です。

部下を信じることで、彼らの可能性を最大限に引き出し、組織全体を成長させる、そんな本気の信頼ができるのか?

あなたも部下の力を最大限に引き出すために、「勇気」と「覚悟」を持って本気の「信頼」をベースにしたリーダーシップに挑戦してみませんか?

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