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短歌始めてみようかな^^

あと2年で還暦。新しい趣味を始めたいと思っています。
朝ドラ「舞い上がれ」で、貴司くんの短歌いいな〜
それを受けての俵万智さんのツイッター見て、またまたいいな〜
日常の小さな気持ち、覚えておきたいけど、写真では景色しか残せない。
日記では時系列に出来事を書き留めるか、あるいは長々残すか。
でもそんな仰々しい文ではなくて、ちょこっと文字にもならない一瞬の気持ちを表したいのです。それを短歌で残したいのです。
写真で景色を残すように、短歌で気持ちを残したい・・・

私の和歌との出会いは、幼少期に家族でやった百人一首です。
子どもは坊主めくり、両親は百人一首かるた。
その時に読み手を子どもたちが担当しました。
そのお陰で、自然と五七五七七のリズムが身につき、百人一首も幾首か覚えました。そして小学生の頃には私も百人一首かるたができるようになっていました。
親の知り合いの家で開催された百人一首大会(女子高生の娘さんが友達を招いて催した会)に参加したこともあります。しかし小学校を卒業する頃には、百人一首を家族ですることもなくなり、短歌の世界からも離れてしまいました。

次に短歌と再会したのは高校時代。
私が通った高校では、年度末に校誌が発行されます。1年間の行事紹介や部活の成績、クラス紹介などがあり、卒業生一人一人の挨拶文が掲載されています。
三年生メインの校誌ですが、一年生は短歌、二年生は俳句が載るのです。
それぞれ十五人くらい選ばれていました。一年生の時、その十五人の一人として私の作った短歌が選ばれていたのです。全くそんな才能ないし、ありふれた光景を、ただ素直に見たまま感じたまま、三十一文字にはめ込んだものでした。
選ばれた驚きより、拙い内容で恥ずかしかった。他の選ばれた人たちのは、いかにも短歌!という感じのものが多く、凄いなととても感心しました。
でもちょっと、短歌作るの楽しいな、その時の光景がいつまでも蘇ってくるな〜と短歌に親しみを覚えました。

子育てを始めると、覚えておきたいささやかな感動が日常に溢れていました。
そこで言葉に精通し童謡や校歌なども作る母方の祖父に、作った短歌を送ってみました。すると「適当に作っていては上達しないよ」という手紙と一緒に、窪田空穂歌集と短歌作法が送られてきました。さらに一年間、毎週欠かさず朝日歌壇の切り抜きと祖父の批評が送られてきました。その時祖父は93歳でした。祖父としては、理系の孫娘が少し文学に親しんでくれたと喜んだのかもしれません。ですが、そんな祖父の気持ちが重たくて、期待には応えられそうもないと、早々に短歌から離れてしまいました。

還暦を前に新しい趣味として短歌に親しみたいと思っています。今祖父が生きていたら、いろいろ話を聞けるのに・・・本当に残念。でも天国で短歌の話ができるように、学んでみようと思います。まずNHK「短歌」4月号を買い、番組も視聴しました。短歌初心者向けの優しい楽しい内容で、これなら見続けられそう!写真と短歌をセットで詠む#短歌写真部という企画もあって、いつか投稿できたらいいな〜とツイッターも始めてみました。

今は始めたばかりで、楽しくて、張り切っていて、頭の中が短歌色になっちゃっています。何を見ても五七五七七にしてみたくなる。でも、まだまだ未熟ですから平凡なのしか作れません。て言うか、表現したい細かい気持ちが三十一文字に収まらない・・・そんなに簡単ではないことは承知しています。
いつか納得がいく言葉で作歌できるようになりたいな。諦めずに一歩一歩。


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