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近鉄乗ったで降りたで【第2話:寺と温泉に癒やされて】

ども、ゆさっちです。
今回も近鉄沿線の気になるポイントを巡る旅です。
前のお話をまだご覧いただいてない方は、まずそちらを見ていただけるとうれしいです。(*´∇`*)

旅も2日目、大和八木やまとやぎ駅で迎える土曜日の朝です。

大阪線と橿原かしはら線が交差し、多くの利用者で賑わうジャンクションのこの駅も、いまはまったりとした休日の朝の面持ちです。

昨日はたくさん列車に乗りました。
今日は少し旅に「癒やし」の要素を入れたいなと思っています。
この数ヶ月、大きな地震があったり、アイガー北壁級の仕事の山をこなしたりと心も体も何かとお疲れちゃん。
今日は心と体のリラクゼーションを図りたいと思ってます。

さて、さっそく最初の目的地へ。
写真は途中乗り継ぎ駅の大和朝倉やまとあさくら駅ですが、この区間は緑も多く、車窓からも癒やされます。

はい、目的の駅に到着しました。
この地を特急で通過する時、室生口大野むろうぐちおおのという駅名に強く惹かれていました。

室生といえば、「女人高野にょにんこうや」室生寺。
以前、土門拳どもんけんのこのお寺の仏像達の写真を見て惹かれていました。
今回この地を訪れる機会を得て、是非訪れてみたいなと思いました。

室生寺へは駅前からバスで移動。
静かな山あいのローカル感あふれるこの駅ですが、バス乗り場は善男善女で賑わっておりました。

室生寺へのアクセス道路は、門前付近で急に幅が狭くなるため、バスは直近に停車できず、少し歩きました。
さあ、これが門前です。

太鼓橋を渡ると境内です。

一対の仁王像が「阿吽あうん」の表情で迎えてくれます。

境内は奥に向かって苔むした石段を登っていく構造。
ゆさっちは少し足が不自由なため、ちょっとためらいましたが、焦らず急がず、ゆっくり登っていくこととしました。

金堂です。
中には国宝級の仏像や曼荼羅まんだらが安置されています。
特別拝観実施中で中に入って好きなだけ仏像と対峙することができます。
穏やかな表情の仏像にしばし時を忘れて見入っていました。
撮影禁止なので、御紹介できないのが残念。
是非実際に現地を訪れてください。

その後も境内を散策です。
このお寺の醸し出す霊気、鬱蒼とした木々からのマイナスイオン。
そんなものがゆさっちを癒やしてくれるのでしょう。
石の腰掛けに佇み、いつまでもここにいたいと思うのでした。

さて、駅に戻って次の目的地を目指しましょう。

心の次は、体とお腹を癒やします。(●´∀`●)
前回、この辺りを旅した時によさげな日帰り温泉施設を見つけていたので、行ってみましょう。

大和高田やまとたかだまで列車で移動。
ここから温泉までバス移動です。

このバス、何の変哲もない路線バスの様で、実は日本で一番長い距離を走るバスなのです。
大和八木-新宮しんぐう間を6時間半かけて走ります。
169.8km、停留所の数は168。
ゆさっちはこのバスに全線乗ったことがあります。
こちらもご覧いただけますと、うれしいです。(*´∇`*)

今回、入浴とごはんでお邪魔するのは「かもきみの湯」
中を撮影はできませんので、公式サイトをご覧ください。

サウナ3セットで整ったあとは、温泉を堪能。
マッサージを受ければ最高だったのですが、予約でいっぱい。
行かれる方は予約がお勧めです。

さて、心も体もお腹も満たされたゆさっち。
近鉄の端っこの駅を2つ巡って、今日の旅を締めくくりましょう。

乗ってきたバス路線の折り返しで近鉄御所きんてつごせ駅に向かいます。

ここは近鉄の末端の単線の支線の終着駅。
もっと鄙びた風情を想像していましたが、あたりにはまあまあの規模の市街地が開け、駅は存外賑わっています。
ここは葛城山かつらぎさんロープウェイへの乗換駅なので、観光客の利用もあるのでしょう。

さあ、2両編成の列車がカタコトとやって参りました。

終点まではたった3駅。
単線のレールをコトコトと踏みながら列車は走ります。
大都市近郊のどこにでもある町並み。
疾走する特急だけでなく、これも近鉄の大切なお仕事なのです。

終着の尺土しゃくど駅に到着。
街は次第に暮れていき、この近鉄の旅にピリオドを打つときがきました。
近鉄には大阪難波なんばと大阪阿部野橋あべのばしという大きなターミナルがあります。
ホテルは難波に予約しているのですが、チョイスした終着駅は長野線の終着駅、河内長野かわちながのです。
早速、河内長野行の列車に乗り込みます。

河内長野駅は1〜5番線のホームを持つ立派な駅。
しかし1〜4番線は南海が使用していて、近鉄は5番線に肩身が狭そうにひっそりと停車します。
王者近鉄もここではいろうろうの風情です。ヾ(*´∀`*)ノ

近鉄の地域に密着した普段着の姿を追う今回の旅、華やかなターミナル駅ではなく、ひっそりと佇むこの終着駅を近鉄の旅の終わりの地に選びました。

駅舎に上がり、改札を抜けると南海の改札口。
今日の一夜の宿は難波。
「たまには南海の特急『こうや』に乗ってみるか。」
改札のApple Watchをかざすと南海のホームに向かうのでした。

さて、近鉄の旅はこれで終わりですが、翌日は難波を散策して過ごしました。
蛇足かもしれませんが、楽しかったのでちょろっと御紹介します。

ホテルをレイトチェックアウト
まずは「裏ナンバ」と言われる地区で、ちょっと早めに食事です。
大阪来たらやっぱ串カツ、とふらふらとお店に吸い込まれます。

盛り合わせをオーダー。
来ました!ででん!

15本セット、凄いでしょ。
これにどて焼きがついて2500円いかないのです。
あつあつさくさくうまうまです。v(´∀`*v)
「ソースの2度付けは禁止やでぇ」٩(ˊᗜˋ*)و
(この店はソースはかけるタイプなので、2度も3度もかけました)

お腹も満ちたところで、今日のメインディッシュ、これです。

今回の鉄旅はノープランでしたが、これは狙って事前にチケット確保していました。
寛平ちゃんの特別座長公演があるのです。

まずは漫才・落語、桂文珍、のりおよしお、チュートリアル、笑い飯、アインシュタイン、霜降り明星、オズワルド、ぼる塾と、好みのラインナップ。
TVだと時間やその他の制約が多いのですが、ここではほぼ全開のパフォーマンスに触れることができます。

さあ、新喜劇。
寛平ちゃんの脇を固めるのは、内場さんと辻本さんというベテランの座長経験者。
いつも面白いけど、きょうは熱量が違います!٩(ˊᗜˋ*)و
人間笑いが度を超すと泣けてくるものですね。
顔をぐしゃぐしゃにしながら笑い転げていました。

これで今回の旅行も大団円。
飛行機の時間も迫っています。
伊丹行のバス乗り場に向かいます。
今回の旅はここ難波でお別れです。
よろしければ、次の旅もご一緒に。ヾ(*´∀`*)ノ

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