見出し画像

ある日の夢「感情殺意診療所」

「感情殺意診療所」という病院のスタッフとして私がいる。スタッフは常駐スタッフ5人で4人の看護婦と医師が1人いる。それと別に特殊スタッフとして私と「殺意」が形として見える女性の2人だ。どこかのお寺を改装したような場所にある。

やる事は単純ではあるが簡単とはいいがたく。毎回、殺意の見える彼女を連れて、気になる場所に行く。そこで殺意が空間に立体的に浮いているかどうかを確認し、立体物が浮いている場合はその主を探し、私がちょっと話を聞きき、その状況次第で対処するというものだ。(対処としっても、前回は動物霊的な主の大捕り物になってしまったが・・・)

そして今回はとある図書館に行く。そこでは近頃、不思議な宗教的な遊びが流行っているらしく、どうにもきな臭い。ちなみに彼女の力は午後5時までしか見えない。だから午後5時以降の追跡は不可能になる。何故だかは分からないが。

着いた図書館は、文字通り不思議な場所で、ごみ箱くらいの筒の上に50cm角くらいの薄い板が載っていて、そこの中央に本が置いてある。図書館なのだがそうやっておいてある本しか読めないし、板に体がぶつかれば筒ごと倒れてしまう作りになっている。作りというか、ただそうやってワザと取りにくくなっているのだ。

私達は既に何度が来ているらしく、図書館のスタッフとも顔見知りになっていた。ただ今日は他に色んな用事を済ませてきたため、着いた時点で午後5時を過ぎており「彼女の時間」を過ぎていた。だから元々「殺意」を探すつもりでは無かったのだが、、、、この日は午後7時だというのに、殺意が見えた。形状は「小さい1cm角の立方体に釣り針が付いたようなもの」。見える彼女は、この時間に見える事に恐怖を感じてしまっていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?