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ボックスティッシュとセブンスター


享年八十七歳 年に不足は無いと申せ
五年 十年は生きていて欲しかったものをと
しみじみ思う この頃でございます
朝が来て 寝室から お早ようさん と今にも
起きてきそうな気が致します
もう居ないのだという事が 実感としてまだ感じられぬせいでございましょう 
今更に 私の中で夫の存在の大きさをかみしめております



2018年3月12日、長い闘病生活の末、祖父が息を引き取りました。

一昨日、昨日と通夜、告別式を終え、今日からまた変わらぬ日常が、淡々と始まっています。


物心ついてから「親族の死」を経験するのは初めてだったので、たくさん、たくさん思うことがありました。

「祖父と孫」という間柄でさえ、こんなにも悲しく辛いのに、愛する人を亡くした祖母はどれほど辛いんだろうと思うと、今でも涙が止まりません。



大事な人が生きていることは、奇跡

後悔の無い人生を、送ろう

好きな人には、好きだと伝えよう



どれも本当に素敵な言葉ですが、正直今までは、どこか他人事のように感じられる言葉でもありました。

でも今は、心の底から後悔の無いよう生きたいし、好きな人には好きだと伝えようと思っています。



87歳まで立派に生きた。

人は必ず死ぬ。



たとえそれが事実だとしても、いざ現実を目の当たりにすると、やはり悲しいですね。


冒頭の文章は、祖母が書いたものです。

自分もまだ「この世に祖父がいない」ということを、実感として感じられていません。


「今日」が淡々と始まっていくのと同じように、少しずつ、少しずつ受け入れていけたらと思っています。









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