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世界一周で感じたこと伝えたいことすべて【前編】

Twitterやnoteで発信を続けていると、有り難いことに

「本書いてください!買います!」
とか
「有料でいいので、もっと写真見たいです!」

とかのリプやDMをよく頂く。発信していると面白いことが起こるものだし、自分の言葉や写真が誰かのためになっていると思うと嬉しい。


いよいよお応えした方が良さそうだなと感じたので、
「世界一周で感じたこと伝えたいことすべて」
として、書くことにした。一部は有料としている。

”世界一周で感じたこと”だが、そこから次の人生にどう活かしているのかを中心に書いている。圧倒的にそこが大事で、人生の根幹ともとれる部分だ。

✓世界一周に行こうと考えている方
旅の話や旅後の話が聞きたい方
✓青野や青野が考えてることが気になり、読み物として読みたい方

に読んでもらえると嬉しい。


そもそも、なぜ世界一周に行こうと思ったのか?

僕は28歳の時に奥さんと世界一周の旅に出た。26ヵ国469日。
学生時代にも旅をしていたから、合計の訪問国数は50ヵ国くらいになる。

なぜ、世界一周に行ったのか?

行きたいと思ったからだ。

何度考えてもこれしかない。これが偽らざる本音なのだ。

なんかこういう時は、バンっと3つくらい目的を言った方が良いと思うが、そんなにカッコいいものではない。もちろん、「世界の絶景を見たいから」とか「いろんな知見を得たいから」とか表面的なことは言えるが、海外一人旅を始めた20歳のころ、「憧れとなった世界一周をしたかったから」と答えざるを得ない。本能に従ったまでだ。

一泊二日の箱根旅行とか、三泊四日の沖縄旅行とか、大それた目的を持たないと思うが、それと同じだ。


世界一周をして価値観は変わったのか?

帰国後、よくいただく質問がこれだ。

回答で言うと、「変わった部分もあるが、大きくは変わっていない」といった感じだ。もちろん根本的な性格は変わらない。人生観を大きく揺るがすレベルの変化もない。ただ、「より豊かに生きるためのヒント」のようなものは数多く感じることができた。そのエッセンスとも言うべきものを自分の人生に取り入れているようなイメージだ。

得てしてこういう質問がある時って「自分探し」のようなものが絡んでくるが、それはこの記事にまとめているのでまだの方はぜひ。


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「世界一周で感じたこと伝えたいことすべて」


①世界中の人々から学んだ精神性とライフスタイル

世界には人の数だけ精神性やライフスタイルがあるが、同じ国では環境が同じがゆえに似通ってくる部分がある。


■足るを知る
ネパール人からは「足るを知る」の精神を教えてもらった。
一般的に辞書的な意味では「身分相応に満足することを知る」といった意味で使われているが、「今あるものや、自分の内側にある素晴らしいものを認める」といった方が個人的にはしっくりくる。

欲望を持つことは成長したり、日々への活力になったりする面ではプラスだと思う。ただ、欲望を叶えようがどうなろうが、今の自分のままで十分素晴らしい存在である。そう思う。

周りからの目や外的ステイタスではなく、
「自分の内側に精神を向ける」ことを大事にしたい。

僕が好きな書籍である稲盛さんの『生き方』でも触れられている。

物があふれ、満ち足りた時代だからこそ、「足るを知る」心、またそれを感謝する心をもう一度見直す時期がきているように思います。
『生き方』稲盛和夫


■Welcomeの姿勢
ヨルダン人からは「Welcomeの姿勢」を教えてもらった。
道行く人みんなが「Welcome to Jordan!」と言ってくれる。
そして、ひとたび自宅に招いてもらうとこれでもか!というほどの手厚いもてなしを受ける。来訪者を温かくもてなす精神がケタ外れだ。

「中東」「アラブ」「イスラム教」ってメディアを通すと紛争ばかりのイメージだけど、本当は愛に満ち溢れているのだと知った。
来るもの拒まずで無条件に受け入れ、人情味に溢れていて、親しみを感じやすい国民性は学ぶものがとても多かった。

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