無題

不動産営業では「営業力」は身につかない?

やっふぉい!

「営業」

それは定義があるようでない言葉やと思います。

高級車を売るのも営業、コピー機を売るのも営業、
自社製品を店頭に並べてもらうのも営業、保険の契約を結ぶのも営業。

ビジネスにおいてはどこかのフェーズで必ず「営業」が出てきます。
そういう意味では、広く「製品・サービスを知らしめる活動」と言えるかもしれません。

■事業用・収益不動産の「営業」とは

さて、僕が従事している事業用・収益不動産の仲介の世界においての営業とはなんでしょうか。

それは「物件情報を入手する活動をし、入手した物件情報を売る」という事です。
(仲介は人のものを売るという特殊性があります。これまでの記事もご参考に。)

ざっくりと「仕入れる営業」と「売る営業」があります。
そしてその活動を通じて「こんなサービスができるというアピールの営業」をしていると言えます。


■なぜ不動産営業は営業力がつかない?

今回タイトルでつづったことについて、なぜなのかということです。

事業用・収益不動産は、この世にふたつとして同じものはありません。
だから仲介としても「扱う商品がその案件の度にまったく違うものになる」ということです。

一般的な商品を売る営業では、商品自体は変わりません。
性能のアップグレードやバージョンの変化はあれど、
一つ一つが違う商品なんてことはないと思います。

だからこそその商品を「どう売るか」というのは、
かなり営業マンの力によるところが大きいと思われます。

しかし繰り返すように、不動産は商品がひとつひとつ異なります。
だからこそ「物件そのもののパワー」がかなり強いです。

売れない物件はないとはいえ、どんな熟練の営業マンでも売るのが難しい物件があったり、
どんな新人でも売りやすい物件であれば、成約に至ることもあります。


■営業力とは

今回お伝えしたいことは、
「不動産業界は営業力なんていらんよ」
ということではもちろんないです。

一般的に思われている「しゃべくり」や「おもしろさ」だけで勝負するステージではないといことです。

だからこそおもしろいということです。

お客様に誠実にマメに、スピーディーに物件情報を届けることができれば、
「売る営業」が強い営業マンになれるでしょう。

仲介業者や地主さんと接触することがうまくできれば、
魅力ある物件情報を掘り起こせる、
「仕入れる営業」が強い営業マンになれるやろう。

二つとして同じ商品がない業界に加え、
気軽に買える商品でもないからこそ、押し売りが通用しません。

物件そのものの魅力は物件ごとに違いますし、
その魅力を引き出し、伝えるのも人によりけりです

だからこそ自分の強みを生かせるステージはどこなのかを選別できます。


とはいえ、この世にある「営業」のすべては、
相手に誠実さが伝わるか だと思って、日々精進しようと思う今日この頃。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?