アウトプット|香りはなぜ脳に効くのか①
アロマテラピーを勉強したことがあるひとなら・・・
「香りを嗅ぐと、脳の大脳辺縁系にダイレクトに伝わる。
その速さは0.2秒とも言われていて、この本能の脳と言われる”大脳辺縁系”にダイレクトに伝わるのは五感の中で、嗅覚だけ」
なんて話は必ず聞いたことがあると思います。
今回も読んだ本の中から、この香りと脳の関係を3回に分けて、紐解いて行こうと思います。
今回の本はこちら!!
初版は2012年なので、8年前の本になりますが・・・
この頃でしたよね。
ある健康番組で「認知症にアロマテラピーが良い!」と放送されて。
朝用オイル、夜用オイルなんてものが商品化されて、いろんなところで販売されてましたし、うちのサロンにも問い合わせがたくさん来ました^^
数年後、その番組が再放送されると、また問合せが増えたりしたので。
ほんと、テレビの影響ってすごいな―!!って。
でもそのお陰で?
アロマテラピーは香りを楽しむだけではないことをアロマを知らないひとにも知ってもらうことが出来たのかなーと思っています。
どんなきっかけであれ、知ってもらうことが出来たなら、ただの流行りとかで終わらないように、もっと興味を持ってもらえるような話ができると良いですよね。
アロマテラピーを伝える(教える)側に立つなら、テキストをなぞるだけのレッスンではなく、興味をそそられる、楽しんでもらえるレッスンが出来るように、アロマだけじゃなく、いろんなことにアンテナを張って、情報収集することも大切になってきます。
・・・と、前置きがかなり長くなってしまいましたが 汗。
おすすめ本”香りは脳に効くのか”から、”ひとはなぜ香りを感じることが出来るのか”にフォーカスして、今日は綴って行きたいと思います^^
においを感じる仕組みを知る
”においのもと”は、空気中に漂っている、目に見えないほど小さな揮発性の分子。
この揮発性分子は、形が異なっていて。
わずかな違いでも、わたしたちは別の匂いと認識することができる。
匂いを識別するのは、脳の嗅覚野。
嗅覚野の嗅細胞の嗅覚受容体が匂いをキャッチして、識別している。
におい分子は構造の違いで約40万種類あると言われていて、そのうち人間の嗅覚細胞がキャッチ出来るのは、わずか3000~1万種類なんだそうです。
人間は進化していく中で、大脳新皮質(思考の脳)が発達して、大脳辺縁系(本能の脳)が鈍くなってきたのかもしれません。
においを嗅いで、食べれるかどうか、腐っていないかどうか...なんて確認しなくても、消費期限や賞味期限は記載されているし。
鼻に頼らなくても、危険は回避できるようになりましたから・・・
でも、便利になったことで、嗅覚も退化し、感じるという感覚器も鈍くなったと考えられます。
今日から3回に分けて、香りと脳の関係について綴っていきます。
次回は、香り分子が脳にどのように届いて、香りを認識するのか、嗅覚のメカニズムについてお届けします。
では、今日の配信はここまで。
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