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名護スマートシティへの取り組み(2024年4月24日)

今日は伴走サポートのお仕事を午前中で済ませ、
午後はインプットの為に、名護市の産業支援センターまで車を走らせ、
名護スマートシティ推進協議会キックオフイベントに参加。

先進技術を用いて名護の地域課題解決を行うことを目的に、産官学が連携し、R5年に名護スマートシティ推進協議会が発足。今日は令和5年の活動報告と令和6年の計画発表が主旨といったイベント。

参加人数は80名ほどだっただろうか、
会場自体が思ったより小さいためか、もっと多く感じた。
そんな中、モニターに映し出されたスライド資料を見ながらのプレゼン形式でイベントが始まり、参加者の皆さんもモニターに注目。

名護市は、金融特区・情報特区として平成12年から企業誘致に取り組んでいて、個人的なことだが、その企業誘致を受けて設立された会社(名護市マルチメディア館内)で10年ほど働いていたことがある。その時から、名護市は沖縄県内でも特区の先駆け的な地域という印象を持っていた。その企業誘致が社会的情勢の変化などで機能しづらくなったこともあって、将来を見据えたスマートシティの推進プランの策定に至り、推進協議会が発足したというのが、経緯とのこと。

名護スマートシティ推進事業、R5年は実証実験の年ということで、
具体的な施策の発表としては、以下の3つの実証実験の発表があった。

①スマートライティング実証事業

  • 名護湾沿岸に位置する21世紀の森公園内にスマートライティングおよび人流解析用カメラを導入

  • 効率的な照明管理と公園利用者データの把握に基づくインフラ管理を実施

②インタラクティブサイネージ実証事業

  • 映像解析カメラを搭載し年代・性別など利用者の属性データを取得する仕組みを有するサイネージを導入

  • 利用回数や視聴データに映像データやタッチデータを組み合わせ、傾向分析を実施

③デジタル地域通貨システム導入実証

  • TSUNAGU CITY 2024 in NAGOにおいて、「デジタル地域通貨」「地域ポイント」を導入実証

  • システム構築および、導入による利用者の行動変容の検証や、広く導入普及していくうえでの課題点の整理を実施

実証実験の他には、認知拡大やコネクション形成を目的としたバルセロナEXPOへの参加の報告などもあり、実証実験も含め、良い効果が得られたことが分かった。さらに後半では、今年(R6年)の名護スマートシティプランの実行の計画と内容の説明があり、より民間主導色の強いワーキンググループ(WG)活動を中心とした計画ということが理解できた。

全ての発表が終わるまで約3時間、会場内は前述の通り参加者が多く、
実はずっと立ちっぱなし、だけど聞き入ってしまう内容。

今回のイベントに参加したことで、
地域経済や地域活動の活性化、住んでる人々の生活の利便性を向上させるには、民間や事業者が主軸となりつつ、自治体や行政などが連携し時にバックアップをして、関係各所を巻き込みながら推し進めていくことが大事なんだ、ということを理解できたし、そうあるべきだと強く思った。

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