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【#002後編】感染症禍で経営に翳り/下着と美容でV字回復/共有する軸が最重要!

― ライフスタイルショップ Ladybugオーナー 市野 里代子さん ―【後編】

今回は、愛知県半田市にあるLadybugオーナー 市野 里代子さんにお話をうかがいます。市野さんと私は、15年前からのお付き合いで、私が働いていたアパレルメーカーのお得意先様でした。今も情報交換をさせて頂いております。改めて過去を振り返るお時間をいただき、Ladybugを始めた経緯、店舗移転や取り扱い商材の変遷、そして最も大切にしていらっしゃる『つながり』について深堀をしてまいりました。今回は後編です。
前編はこちら

<ピックアップインタビュー>


前編からの続き

(細川)今年の御社のテーマが『つながる』ということですが。

(市野)コロナ禍のこんな時代だからこそ、必要だなと思っています。昨今『個』になりすぎじゃありませんか!?お洋服も、おうちでポチポチ、ネット消費もいいんだけど、モノや価値観で共有できる人たちとつながった方が楽しいと思うんですよ!(笑)(笑)

(細川)その『つながる』手段は、店舗情報誌の『レディの玉手箱』がありますよね!?
これは月刊ですか?

(市野)以前は毎月発行していましたが、ちょっと前は2か月に1回の発行でしたね。でもまた、最近は毎月に戻しました。

(細川)それ以外の手段は?

(市野)LINEですね。LINE公式アカウントです。以前はメッセージだけ送っていました。そのうち商品画像を送るようになりまして、今では専ら動画で情報発信しています。

(細川)私もお友だちになっているのですが、これがすごく分かりやすくて。

(市野)ありがとうございます。動画の配信は昨年の年初から始めました。文字での情報発信が必ずしもお客様に届いていないかもしれないというのと、文字にするより喋った方が早いということ、服を見せるのは画像が良いということ、静止画よりも動画の方が分かりやすいということで、動画の方が効果的だと思っています。

ただ、やろうと思ったときは本当に、ドキドキして、緊張して。(笑)
こんなのできるかなぁ、と思っていたんだけど、これが続けていくと意外と出来るようになるもので。(照)

(細川)頻度はどのくらいで撮っていらっしゃるんですか?

(市野)週に3回から4回ほどです。朝、これを話そうと思ったことを話すのですが、以前は10回くらい撮り直しをしていました。今はテイク1かテイク2くらいで撮っちゃいます!!

(細川)それが一番いいのでしょうね!?リハーサルを重ねるよりも、自分の言葉がでてくるというか。

(市野)そうでしょうね。生ものなのでね。
このインタビューもこのまま音声で流さないでしょ!!??だから安心して話せてるって感じ。

(市野)(細川)(笑)(笑)

(細川)一応、編集の上、店長の了解を得た上で、文字に起こしますので。

女性の美と健康にまつわる商材がずらりと並ぶ

(細川)ところで最近、下着や美容関係の取り扱いを始められましたよね!?

(市野)コロナで先が見えなくなって、どうしよう!?と思ったときにこの商材に出会ったんです。決めた時は120万の契約を一気に進めちゃったんですよ。
(細川)えーーーーーっ!!!!(腰が抜けそう…)

(市野)実は知り合いのお店からこれがいいからって、声がかかって。5か月間、ずっといらないい、いらないって言ってたんです。下着を取り扱うなんていやだ、いやだと思って。いくら窮地に陥ってもそれはやらないって、考えだったんですが。経営状態がもうどうにも、にっちもさっちも行かないかなぁと思ったときに、店内リニューアルするにあたって商材を総ざらえしたんです。そうしたら、あれっ、リニューアル後何売ろうかな?とじっくり考える機会が訪れまして。やっぱり、これなのかな!?と思い返す瞬間があって、じゃぁ、試着に行きます、と言って展示場に行きました。そして着てみたら、何これ!?こんなものがこの世の中にあるの??ってくらい気持ちよっかったんですよ。
で、これを着たら私は健康になる!という発想になるとおもうでしょ!?でも、そうは思わなかったんです。
『売れる!』って思ったんですよ。(笑)(笑)
『これを待ってる人がいる!』『私と同じように感動する人がいる!』と思ったんです。
だから、次に売るのはこれだと思って、すぐに店舗契約したんですよ!そしたら、120万だというので…。

(細川)お客様の為になると思われたわけですね。

(市野)これを外したら「アウト」だったんだけど。

(細川)そうですよね!?世間では、お店をやめようかどうしようかと言っていた時期ですからね。

(市野)でもね、その時コロナが流行っていたので、外側のお洋服は売れなかったんだけど、中のインナーウェアはみんな買ったの。というか、お洋服を買わなかったから、下着を買えたの。久しぶりの買い物みたいな感じで。タイミングも良かったのかもしれないと思うんですけど。
みんな買ってくれて、「あぁ、やっぱり、みんな待ってたんだなぁ。」と実感しましたね。
こんなに売れない時代に、こんなに売れるんだということを目の当たりにしました。

(細川)それは、店長の長年の信用度の上に成り立っていますよね。

(市野)それは、ありがたいですね。お客様にも感謝、メーカーさんにも感謝です。
でも、とにかくそれで救われました。やっぱり、私と同じように困っている人がいるとしたら、伝えてあげたいなと思います。

(細川)なるほど。ありがとうございます。最後に近い将来何がしたいですか?

(市野)店を拡げたいだとか、店を増やしたいとはまったく思わないんですよ。こじんまりとやりながら、カラダ全体を整える、エステやったりだとか、ボディケアをやったりだとか、下着や洋服で着る喜びを感じてもらいたいですね。そして、そういったことを日本全国の女性と『つながる』手段を細川さんの力を借りながらやっていきたいなと思います。

(細川)いやいや、私にそんな大きなことはできませんが(汗)(汗)

(市野)来店しないお客様ともつながっていくということがしたいですね!日本中の60代を救いたいです。そして100歳現役を目指す!100歳で元気で、活きる喜びを最後まで感じる!!これをみんなが感じられる社会になればいいと思います。

(細川)店長のその目標の一役を担えたら幸せです。今日は、わざわざお時間を作っていただいてありがとうございました。

(市野)ありがとうございました。



ー インタビューを終えて ー

お話をしていて、15年ものお付き合いがあるにも関わらず、知らないビジネスライフばかりだと思いました。その中で、やはり、「人が好き」なんだなぁとつくづく感じました。お客様はもちろんのこと、私のようなメーカーや仕入先の担当にも丁寧にお付き合いをしてくださいます。接客業は『つながり』をとても大切になさる市野さんの天職だと感じました。
また、店舗移転やリニューアル、取り扱い商材の入れ替えなど、その行動力、判断力、情報収集能力、タイミングを逸しない嗅覚が経営者としてとても優れている方だと思いました。
私も、行動力、判断力、情報収集能力、タイミングを逸しない嗅覚を養わないといけないと実に感じた一日でした。

(おわり)



Ladybug(レディバッグ)は愛知県半田市にあるライフスタイルショップ。お洋服はもちろんのこと、下着、化粧品、お水、健康食品、調味料に至るまで女性(特にミセス)の内面から外面の全てをプロデュース。レディバッグに行けば、ファッションや美と健康のみならず、地域の情報も手に入る。毎週末(土曜日・日曜日)はイベント開催。イベント内容はHPのイベントカレンダーをチェック!(イベント内容によっては要予約)。お洋服から入るもよし、お水から入るもよし、週末イベントから覗くもよし。LINE公式アカウントの動画配信も見ものです。下着は是非一度ご試着を(試着会随時開催)。レディバッグのピンチを救った下着に興味のある同業(ブティック)の方もご連絡をお待ちしております。



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Ladybug(レディバッグ)
〒475-0853 愛知県半田市南末広町123-2 
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