なんでも受け入れてしまう
わたしのくぼみには
どんな意味があるのか

おれの彼女は
きいてきた

すべてが入り込んできて
苦しいのだと

おれの彼女は
言っていた

なんでも受け入れてしまう
わたしのくぼみには
蓋はできないのかと

おれの彼女は
きいてきた

すべてが入り込んできて
やっと自分が出来上がるのが
我慢ならないと

おれの彼女は
言っていた

おれの彼女が
冷たくなった夜

おれはくぼみに
そっと触れた

お前のくぼみは
懐かしい

懐かしいと
言ってやったところで
あいつは納得しただろうか

くぼみは平になり
なくなった
おれの知らない朝がきた