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Love Jam Vol.8 GRAPEVINE / Original Love

1/21に開催されたOriginal Love主催による対バンイベント、Love Jam Vol.8@Zeppダイバーシティに行ってきました!今回の対バン相手はGRAPEVINE。私はPermanentsというGRAPEVINEから派生してるユニットと田島さんのソロとでコラボしたライブを観たことがありますが、GRAPEVINEとしては初めてでした。

しかし実はライブの3日前までこのライブに行くつもりはなく…。話せば長いけど、とにかく私は夜に外出すること自体ハードルが高い!のです。なのですごく行きたいけど今回は諦める方向でいこう…と自分の気持ちをなんとかそっちの方へ持っていっていました。そしたら公演2日前に田島貴男が(もはや呼び捨て(笑)「Original Loveは新曲も披露します」っていう投稿をSNSでしたんですよぉー!もう、なぁーにぃーっ?!って思いました。そんなの聴きたいに決まってるじゃん!行くしかないじゃん!!

それならそうともっと早く教えてくれーー!こちとら夜出かけるのに本当にいろいろ段取り必要なんだってば!!…と、半ばキレながらチケットを入手し行く手はずをつけたのでありました…と、いうことで、今回その新曲についても書きます!新曲が公式にリリースされるまでは情報を一切知りたくない!というファンの方はこの先読むことをおすすめしません。

ということでLove Jam。気がつけば今年で8回目だそうで、もうそんなに経つのかあ、という感じがします。私が一番印象に残ってるLove JamのアクトはやはりCorneliusかなあ。あとは斉藤和義さんとか。そして1回目のLove Jamでビートルズの「All You Need Is Love」が流れる中、田島さんが司会としてステージに登場したことをよく覚えてますが、今回久々にそのスタイルでスタートしました。

「みなさん、元気ですかー!」となぜか毎度Love Jamでは猪木ちっくな感じで登場する田島さんですが、8回目にしてGRAPEVINEとの対バンがようやく叶ったことへの喜びを語りました。一度ソロで共演したけど(ボーカルの)田中くんとは声が合う、デュオ組みたい!とか、GRAPEVINEはロックだけど歌を聞かせるバンドで良い、など賛辞を送ったあと、いよいよ満を持してGRAPEVINEが登場!

1曲目は「Ready to get started?」。Permanentsの時とはまた違ってめっちゃロック!全然雰囲気違いました。ライブの始まりにぴったり、といった曲で良かった!続いては「Ub」という曲。後から知ったことですが今回のLove Jamのセットリストは最新アルバムからの曲が多かった模様。この曲もそうで、ギターのリフがカッコ良かった!私は洋楽として聴ける邦楽が好きなので(意味わかりますかね)、そういう意味でGRAPEVINEはちょっと聴いただけでも好きな感じがしました。

そして次の曲は懐かしめの曲をやります、との前置きをして始まりましたが、その曲がこちら。

これがとっても好みのバラードで聴いてて鳥肌立ちました!聞けば2001年の曲だそうです。知らなかった!

次からはまたニューアルバム『Almost There』の曲を立て続けに4曲!長い活動期間なのでいろんな曲がありそうなのに新しい曲をたくさんやってくれるっていいですよね。それはOriginal Loveも同じで今回、昔の曲は2,3曲しかやりませんでした。それも本当に初期の頃の曲はなかったし、「接吻」は今回(も)なかったです。

ライブハウスでやるようなライブって、知ってる曲を聴いて頭で楽しむというより、初めて聴く曲でもそのグルーヴみたいなのに身を任せて音楽と一体化して楽しむのがいいのかなあと思ってるわけですが、今回は二組ともそういう感じのライブでとても良かったです。GRAPEVINEはロックもあり、バラードもあり、80年代のディスコティック的なのもあり、関西弁の歌詞もあったりとOriginal Loveに負けず劣らず振り幅すごいな!と思いました。GRAPEVINEのステージも本当に耳福な時間となりました。

ってなんだか締めの言葉っぽくなっちゃったけどまだまだ続きます!8曲目には田島さんがステージに登場。Love Jam恒例のコラボの時間。曲は「ねずみ浄土」。私が緊張する必要ないんだけど、その歌をこよなく好きであろうファンたちの前で演奏するってプレッシャーだろうな…!といつも思ってしまいます(笑)そして田中さんと田島さんは確かに声が合う!田島さんはギターソロも。この曲が終わったあとに田中さんが「すばらしーっ」「めっちゃ嬉しい!」って言ってたのが印象的でした。

Love Jamではたいていそれぞれのステージで1曲ずつコラボして終わりなのですがGRAPEVINEはやはり特別だと見えてなんとコラボをもう一曲!やった!曲はおそらく前述したPermanentsとのコラボの時にもやっていた「ピカロ」。この曲は田島さんの歌声や歌い方にもめちゃくちゃ合うんですよね〜、持ち歌かと思うくらい(笑)終わった後にも「いや、幸せでした!」と田中さん。観てるこちらも幸せなコラボでした。また何か一緒にやってもらえたらいいなあ!

そしてGRAPEVINEは次の曲でラストとなりました。これまたニューアルバムから「SEX」。これはニューアルバムでも最後の曲で、ミニアルバムツアー、という感じのセットリストでした。初めてちゃんとGRAPEVINEを聴いたけどめちゃめちゃ良かったです!その後『Almost There』をポチッたのは言うまでもありません。ちなみに田中さんの声はジュンスカの宮田和弥さんと似てるなあと思いながら聴いてたんだけど、私だけかなあ〜。

さてさて、お次はOriginal Love!再び「All You Need Is Love」が流れる中、メンバーがステージに登場。一曲目はなんだろう?わくわく…!と思っていたらなんと「STARS」!えええー!!すっごい好きな曲なんですけど!!ということで一曲目は棒立ちになりながら聴いてしまいました(笑)あまり好き過ぎるとそうなります、一音も逃さないように聴こうと思っちゃって。佐野さんのドラムでこの曲を聴ける日が来るとは…(あれ?前にも聴いたっけ?忘れた)。ちなみにこの曲はテレビドラマ版『リング』のエンディングに使われた曲です。

お次はニューアルバム『Music,Dance&Love』からの曲「フェイバリット」。ファンキーで楽しい!田島さんは会場に手拍子を煽っていましたが、斜め前くらいにいたGRAPEVINEのファンと思われるカップルも楽しそうに踊ってました。続いてこれまた久々に聴いた「カミングスーン」も嬉しかった!

そしていよいよ私はこれを聴くために来たと言っても過言ではない…新曲披露タイムが来ました!その前に「2024年初ライブにお集まりいただきありがとうございます!…クソ暑い!」と田島さんがMCをして、笑いに包まれる会場でした。そして"頑張って作ってきた"&"なんとなくつけたタイトル"だという新曲「Game Changer」の演奏が始まりました。

"Game Changer"とはこの夏のOriginal Loveバンドツアーのタイトルでもあり、そっか、この新曲を引っ提げてのツアーになるのね、と思いました。いやあー、頑張るなあ、田島さん。すげー忙しいんじゃないかと思うけど、後半の方で「身体にムチ打って新曲作ってる」「まだまだ俺らのスタンスで音楽をやっていく」みたいなことも言ってました。新曲はかなりカッコ良かった!ラップもあるロック、みたいな?歌詞も良かったしまた聴くのが楽しみです!

お次は田中さんが再びコラボのために登場!そういえばGRAPEVINEのステージの時、なんの話でだか忘れたけど「Original Love略してOriginal Love」とそれ全然略してないし!というMCを田中さんがしてたのですが、それを受けて「GRAPEVINE略してGRAPEVINE!」と田島さんが田中さんを紹介してたので笑ってしまいました。コラボ曲は「プライマル」!前にもお二人が共演した時にやってましたが私はすっかり忘れてた!こちらで弾き語りverでのお二人のコラボが観れるのでどうぞ。

(プライマルは6:00辺りから始まりますが、その前に田中さんと田島さんそれぞれソロの演奏もあります)

田中さんの「プライマル」は田島さんとはまた違ってキュンと甘酸っぱい感じ。GRAPEVINEの女性ファンの心をとらえて離さないだろうなあ、こんなの聴いたら!と思いました。オルガン河合さんのソロも良かった!そんな田中さんとのコラボのあとは「Lover Man」「Music,Dance&Love」「ゼロセット」「bless You!」とこれまた最近の曲を畳み掛けます。「bless You!」では田島さんが手拍子を煽る煽る(笑)手が痛くなるくらい皆でクラップして盛り上がりました。それぞれのソロもあってそこも大いに沸いた会場でした。

と、言うわけで今回も長文ですがあともう少しで終わりです!10曲目は田島さんの魂の叫びが炸裂する「ソウルがある」!それまでもすごい大きな声だなと思ってたけど最後にきてこれだけでかい声で会場隅々まで轟かせるのは本当に驚きです。お初に聴いた人はビックリするよね、多分。私なんか何十回もライブで田島さんの歌声を聴いていてもいまだに驚くので。どこからあんな声が出るんだろう??といつも思います。

さていよいよ大詰め!田島さんがエレキギターを持ちかえたところでこれでラストの曲だな!とOriginal Loveのファンはわかりますが、対バン相手のファンの方たちはこれから何が起こるかわからないから戸惑うかも?Love Jam最後はいつも曲をひととおり演奏して、メンバー紹介を終えたところでその曲を演奏したまま対バン相手の呼び込みつつひっちゃかめっちゃかな感じで終わることになっているのです。曲は「R&R」!

田島さんがGRAPEVINEのメンバーを一人ずつ呼んで(呼ぶというか叫びに近い(笑)、ギターを手渡してソロを弾いてもらっていてビックリ。普通はギター担当の人しかギターソロは出来ないと思うけど、GRAPEVINEのメンバーはなんと全員ギターが弾けるらしいのですね。なのでそれぞれがそれぞれギターソロを披露する、という前代未聞な終わり方になりました(笑)GRAPEVINEの音楽への追求の仕方、半端ないな!と思いました。

…というわけで、1/21のZeppダイバーシティは音楽好きにとって至福な空間と相成ったのでありました。頑張って行って良かったです!以上、Love Jam Vol.8の感想レポートでした!

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