見出し画像

もし好きなだけ時間があったら、今ある貴重なものは手に入っていなかった。


時間と心の余裕はまったくありませんでした


暮らしを楽しむためには時間と心の余裕が必要です。

時間と心の余裕

これこそが、私が怒涛の30代に喉から手が出るほど欲しかったもの。

当時は一日10時間以上仕事して、最低限の家事(自炊)し、建築士の勉強時間やジムで泳ぐ時間もつくりたい、と息をつく暇もない生活でした。プライベートでも波乱万丈だったし、心の余裕は髪の毛一本入る隙間もなし!

家をつくる仕事をしていながら家のことがまったくできない、暮らしを楽しむ余裕が一切ない、そんなのおかしいだろ、と思っていました。

6年前に会社員を辞め独立してから家で仕事ができるようになりました。

通勤から解放され、自分でスケジュールをコントロールできるようになりました。
念願だった好きな本を好きなだけ読める生活。
庭の植物や土に触れたり、家で人をもてなしたりできる生活。

やっと自分の望む暮らしが楽しめる時間と心の余裕ができたわけです。


超多忙な日々を経験して得た3つの学び

その1.効率的に仕事をこなす方法を身につけた
その2.集中力がアップした
その3.人生に求めるものがより明確になった

1.効率的に仕事をこなす方法を身につけた

他人のやり方をうのみにせず、自分の性格や癖に合ったやり方を考え続けました。

2.集中力がアップした

どんなに忙しくても食に気を遣い自炊をし、定期的な運動を続け、睡眠時間を確保し、環境を整え、集中力を高めるための基礎を固めてきました。

何年も試行錯誤を繰り返してきたおかげで、今ではかなりの集中力を発揮できるようになりました。集中力も鍛えられるものなのですね。

3.人生に求めるものがより明確になった

  • こんな余裕のない生活が続くのは嫌だ!

  • プライベートを犠牲にしてまで仕事をしたくない

  • 暮らしを楽しめる時間の余裕が欲しい

  • 仕事を自分でコントロールしたい

  • 仕事量を減らしても収入はアップさせたい

と、その後の人生に求めるものがはっきりしてきました(実際にはこの5倍くらいリストが続く・・・)。
それを手帳やノートに書きまくり、考え続けることで、思考を変えてきました。思考というのはそれほど簡単に変わるものではありません。でも時間をかけることで、その当時に喉から手が出るほど欲しかった上記のものを手に入れることができました。


超多忙な時期があるからこそ手に入るもの


もし好きなだけ時間があったら、だらだらできる余裕があるくらいの仕事量だったら、ここまで真剣に効率や集中に向き合うことはなかったでしょう。

心の余裕のない忙しさが永遠に続くと思うとげんなりしますが、人生のある時期に超多忙な経験することは、後に貴重なものを手に入れられる可能性が高まります
不満があったり居心地が悪いからこそ、どんな働き方をしたいか、人生に何を求めているかを真剣に考える機会を得ることができ、超多忙だからこそ、どう集中的に効率よくやりたいことをできるかを試行錯誤することになるからです。

簡単に手に入ると気づけない価値がある


自分が望むものというのは、はじめから簡単にぽんと手に入るとその価値に気づけないものです。自由を渇望して、もがきあがく日々をくぐりぬけ、時間をかけて手に入れたからこそどれだけ貴重なものかを味わえる

普通、床をはいつくばって拭き掃除しながら幸せを感じたりしないですよね。最低限の家事と睡眠を確保することさえも難しかった日々を経て、そんなことでさえ幸せを感じる私です。

あ、窓のさんもお掃除しよっと。


#QOLあげてみた


この記事が参加している募集

QOLあげてみた

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?