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ニオイは憶えられないけど、思い出す感情はある

書く習慣45日目!

ゆる言語学ラジオでやってた興味深い話。

「ニオイの記憶は覚えにくい」らしい。

人間にとって、嗅覚や触覚は、視覚に比べて記憶するのが難しいらしく、その原因は、ニオイの語彙を持っていないからではないかということだった。

それを裏付けるように、マレーシアのジャハイという民族はニオイをカテゴライズする語彙を持っていて、ニオイを覚えるのが得意なのだという。

だから我々もニオイに関する語彙を持つことができれば覚えられるかもしれない。

話は変わるが、先ほど習慣になりつつある食後の散歩をしてきたのだが、コンビニの前を通ったとき、店内に入ろうとする女性とすれ違った。

コロナのこともあるので、歩道を向こうから人が歩いてきたら、基本車道に降りるようにしてすれ違っているのだが、それくらい距離をおいても、むせかえるような香水のニオイがしてとても驚いた。

普段引きこもっているので、人と会わない生活になりつつあるのだが、昔に電車通勤していたころを急に思い出した。

数年前は関東にいたので、朝のギュウギュウの満員電車の経験があった。たまに強烈なニオイのする女性がいて辟易したのを思い出したのである。

前に嗅いだニオイを思い出すのは難しいけれども、ニオイを嗅ぐことで何らかの記憶を呼び起こしやすいというのは面白い話である。

そういえば、これも思い出す話だったね。

特定のニオイからある記憶を思い出す現象を、プルースト効果と言うらしい。

特定のにおいが、それに結びつく記憶や感情を呼び起こす現象は、プルースト効果と名づけられている。フランスの作家マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』という小説の中で、主人公がマドレーヌを紅茶に浸した際、その香りで幼少時代を思い出す場面があり、その描写が元になっているということである。

日医ニュース
においと記憶 富田 雅義

記憶は記憶でも感情と結びついているというのがポイントだ。
私も電車の中でのネガティブな感情を思い出したし、瑛人はドルガバの君のことを思い出して何とも言えない気持ちになっている。

数年前に読んだ本には、落ち込んだときには自分の汗かなにかをニオイで頑張っていたときのことを思い出せ!的なことが書いてあって、ほえええと思ったことあった。それってどうなの?と正直思ったが、使えないこともない効果だなとも思った。





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