【Bリーグ】ついに始まるCS…宇都宮ブレックスvsサンロッカーズ渋谷 プレビュー

チャンピオンシップ(以下、CS)がついに幕を開ける

 5月13日より、「B.LEAGUE CHAMPION SHIP 2020-21」が幕をあける。コロナ禍で不安定なシーズンとなったものの、宇都宮ブレックスは抜群のコンディション調整で、全60試合を消化。49勝11敗と強豪ひしめくB1東地区を制し、第1シードを獲得した。

宇都宮ブレックスvsサンロッカーズ渋谷

 そんな宇都宮と対戦するのは、サンロッカーズ渋谷。ワイルドカード下位でCSへ臨む。宇都宮は、今季SR渋谷を相手に3勝1敗とレギュラーシーズンでは勝ち越している。さらに、東地区首位によりブレックスアリーナ宇都宮で試合をできることは、かなりのアドバンテージとなるだろう。

注目選手

 まず注目のマッチアップとなるのは、ライアン・ロシターとライアン・ケリーの“ライアン対決”だろう。宇都宮は、タイムシェアやコートに立つ5選手がどこからでも得点でき、ロシターは今季1試合平均12.9得点にとどまったが、7.6リバウンド、4.1アシストと万能さは変わらずだ。

 ケリーに関しては、ケガで離脱があったものの、30得点を超えた試合が5試合あり、1試合平均21.1得点とSR渋谷を支える。ケリーは、今季何度もビッグショットを沈め、CS進出へ大きく貢献したこと。

 まずはチームの”大黒柱”となる2選手の活躍に注目してほしい。

 続いて注目のマッチアップは、ジョシュ・スコットとチャールズ・ジャクソンだ。ともにインサイドに強みを持っており、力強いプレーが印象的だ。

 スコットは、210センチの恵まれた体格と長いウィングスパンを生かして、ゴール下でオフェンスリバウンドと得点を量産。今季は11試合でダブルダブルの活躍を見せた。

 対するジャクソンは、豪快なダンクや雄叫び、マッスルポーズとエナジー溢れるプレーでSR渋谷に流れを呼び込む。20得点を超えた試合も20試合あり、ケリー、マカドゥ不在のインサイドを支えた。

CS展望

 今季初の顔合わせとなった第5節では、GAME1で宇都宮が99-66で大勝。GAME2では、接戦となるもロシターが勝負どころで得点し、78-77で接戦を制した。SR渋谷のホームで行われた第19節GAME1では、SR渋谷が77-71で勝利。GAME2では、67-62で宇都宮が勝利し、痛み分けとなった。

 宇都宮は、先述した2選手の活躍に加え、LJ・ピークの活躍も必要不可欠だろう。ピークの部分では、SR渋谷からアドバンテージを得ており、控えから出場する比江島慎にも期待が集まる。

 対するSR渋谷は、ピーク、比江島の部分では細心の注意を払うとともに、ベンドラメ礼生の活躍も必要だろう。SR渋谷が勝利した試合では、ベンドラメが16得点、7アシストと存在感を示した。ベンドラメはBリーグ屈指のスピードを持っており、宇都宮のPG鵤誠司や渡邉裕規を相手にスピードのミスマッチをつけるだろう。

 Bリーグ初年度以来の制覇か。SR渋谷が東地区王者を相手にアップセットを起こすか。先述した選手たちに注目して、CSを楽しんでもらいたい。



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