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熊本で、超全力でWEB3のイベントをやってみたので、超全力でやった理由とか書く。

どうも、ばっきーと申します。

本業は、仲間と熊本を拠点に、フルリモート×フリーランス組織で「柔軟性の極み!」みたいな開発会社をやっています。


今日(2022.7.31)、私が個人的に参加している熊本のWEB3コミュニティ「Kuma3」で、熊本初のWEB3関連オフラインイベント「熊本とWEB3」を開催しました。

これくらい大きな冠つけてやるのは、覚悟いりますよね。

私、今回のイベント企画を担当させてもらったので、このnoteでは、それに関する、いろんな振り返りを書いてみたいと思います。

ちなみに、会場は熊本市のスタートアップ支援施設「XOSS POINT.(クロスポイント)」で、イベントの参加人数はこちら。

この時代に、Facebookのイベントページ使った。笑

キックオフイベントで滑るわけにもいけないので、まーじーで、超全力で集客にコミットしてみたんですが、ありがたいことに60名以上の参加が。

カバー画像の設定してるのは最後に撮った集合写真なのですが、最年少の参加者は中学3年生だったそうです…、すごいなぁ…。

この参加人数、WEB3という領域で、「熊本とWEB3」みたいな超抽象的なテーマで、地方でだと結構頑張ってる方と思っていて、最低30名以上、40名以上で成功、50名以上で大成功…と思いながらやったので、個人的には大満足。

興味もってくれそうな方に1人ずつDMで声かけして、手を変え品を変え発信したわけですが、Kuma3のメンバー含め拡散を協力してくだった方も多いので、ホント皆様のお陰。




◉まずはイベントの内容から。

1ヶ月くらいで走り抜けるように準備したイベント、内容は大きく3のことをやりました。

まずは1つ目、キーノート。

Kuma3の発起人でもある長谷さんによる「そもそもWEB3とは?」「Kuma3とは?」みたいな話。長谷さんは、以前はミクシィやABEJAにいらっしゃったんですけど、2-3年前に熊本へ移住してきてこられた方。

ちなみに、こちらが長谷さんのプロフィール。


次に2つ目、トークセッション。

ゲストは、
・経産省から熊本県庁へ出向されてる辻井さん
・ChatworkのDirector of PMで今年熊本へ移住してこられて、最近WEB3プロジェクトへ複数参加してる針北さん
・少し前に35億円の大型調達した葬儀ITベンチャーで役員しつつ、Uターンしてきて地域活性PJTを準備中の中原さん
の3名。

モデレーターを長谷さんが担当し、「WEB3、実際どうなの?〜行政・PJ関与者から語る現状と展望〜」をテーマにお喋りしました。

「なぜWeb3の世界へ?」
「行政はWeb3をどう見ているのか?」
「熊本県はWeb3に対してどう動く?」
「Web3を盛り上げていくために、どんな要素が必要か?」
みたいな話題が盛り上がった模様です。

ゲストの皆さんの詳細なプロフィールはこちら。


最後の3つ目、イブニングピッチ。

Kuma3のコミュニティ、WEB3関連のアクションを起こしてる熊本の大学生達も参加しています。

なので、今回はそのうちの2人に、自分たちの活動についてピッチしていただきました。

(WEB3って、若い人が活躍しやすいし実際活躍してる領域なので、その話をOver30な人達だけで話しちゃうとかイケてないな〜とも思い、どうしてもこれをやりたかった。)

ピッチしてくださったのは、
・芸術×WEB3でプロジェクトを起こそうとしている松野さん
・サイエンス×WEB3のプロジェクトに参加している前田さん
どちらも熊本大学の学生です。

皆様、登壇ありがとうございましたーー!


そして、施設の閉館時間が近かったので短い時間ではあったのですが、最後にほんの少しだけ交流タイムもありました。




◉超全力でやった理由。

ここからは、せっかくなので、個人的な想いの話です。周りの人から「すごい熱量でやってるね…」とか、やや引かれてた気がするので、その理由を書いておきます。笑

実は、WEB3そのものへの興味は薄い。

私が仲間とやっている会社は「個人がもっと柔軟に生きれる社会をつくること」目指してるので、比較的近いところろにあるDAO(自律分散型組織)的な思想は好きです。

個人のエンパワーメントをする上で信用保証やお金の話などブロックチェーンのような技術の必要性は感じます。

ただ、今、自分達の会社をやってくのが楽しくて、それが人生の大部分を占めてる中で、現状は「事業をWEB3へシフトさせる!」とか思ってるわけでもないんですよね。

なので、WEB3に関するポッドキャストを聞いたりしてインプットする癖をつけるというか、日常的にそのような会話があるコミュニティにいようと心がけてるレベルで止まってる感じです。

Kuma3というコミュニティでありプロジェクトの思想には、とても共感するし、好奇心を持っているし、熊本で10年くらい「働き方」「スタートアップ」などに関わる活動をやってる身としては可能性を感じています。

好奇心や可能性の話でいうと、大きく2つの方向性があるんですけど。

1つは、面白い人が集まっている。

「面白い」はあくまで私の基準になるんですけども笑、発起人の長谷さんや今回登壇してくれたゲストの方ふくめ、第一線でバチバチに活躍しつつ、いろんな理由で今は熊本に住んでる人が、Kuma3には遊びの延長みたいなノリで集まってる。あと、大学生とかも集まってる。

私はインターネットやクリエイティブに関する仕事をしていて、周囲にはそういう業界で仕事をしたいと思ってる若い人達も結構いるわけですが、地方ってどうしたって都心と比べて情報格差や機会格差があります。

ほんと10年くらい、熊本の人や場の流れを見てますけど、Kuma3の状況は本当に貴重。

特に、熊本市内において、県外から移住してきた人達や場所に縛られず仕事できる人達の力が活きる場?地域へ還元される場?って、そんなになかった印象があって、Kuma3の動きは本当に情報格差や機会格差を埋めにいける可能性を感じています。

↓ちなみにKuma3のビジョン・ミッションもこんな感じ。

今回で言えば、たかがイベントって感じかもしれませんが、何かを生み出す過程を一緒に動くって、本や動画や人の話の聞くとかより、桁違いに得るもの多いんですよね。

中長期的なプロジェクトとかになると、より得れるものがあると思うので、この話が広がっていけばいいなー、みんな混ざってくれたらいいなーと本当に思います。

あと、より私の個人的な話だと、自分の腕試しみたいな場にもなるなーと思っています。地方に引きこもってる井の中の蛙みたいになりそうなので、自分の考えを行動としてアウトプットしてみる中で、第一線の方々からしたら、どう評価されるか?というのは、自分を理解する上で、とても大事。笑


もう1つ、言い訳にちょうどいい。

月並みな話ですが、コロナ禍の中でコミュニティの分断、起こりましたよね。

1つ目の話にも通じるけど、新しい人も外から入ってきてくれてるけど、これまで熊本で活動してきた人達との接点も生まれづらくなっていて、これ、もったいなーーと。

ここ、なんか、コミュニティを横断して、まとめて接点をつくる動きを一回お祭り的にやってしまった方が良いと思っているんですけど、ちょうどいいテーマや言い訳がなくて、ここにWEB3って絶妙なんですよ。

WEB3とか、ブロックチェーン技術とかって、「インターネット」みたいないろんなものを下支えするベースの文明や概念って感じだし、良くも悪くも現状ふわっとしてるものが多いし、気になりつつも手をつけれない人が多そうだから、人を集めて繋いじゃういいわけとしてちょうどいいなと思っています。

まだ正解の方が決まってないから、失敗を許容して、手探りで遊びやすい。誰もがよくわからないからスタートラインも横並びにしやすくて、ほんと言い訳にちょうどいい。

だからこそ、これも可能性あるなーと思うんですよね。




◉超全力でやったら見えたもの。

今回、集客の中で、めちゃくちゃたくさんの人とDMで話したんです。笑

立ち上げフェーズは、かけたリソースに対して比例的に伸びることなんてないし、圧倒的な非効率を越えた先にしか立ち上がりはないと思ってるし、1対1を繰り返す中で上がる手触り感?が次の一手に繋がるので。

で、その中でぼや〜っと思い始めたことを書いておきます。これはまだ細かく言語化できてないのでメモレベルですが。

・クリエイターの人達には、あまり興味をもってもらえなかった。
現状の国内のWEB3って、NFTを中心に動いていて、そこにはクリエイターの人達の存在が大きいわけですが、今回のイベントには、ほとんど参加がなかったですね。アートやクリエイティブとWEB3の話をなにかやってみたいなーという気持ち。デジタルサイネージとかあればNFTアートを展示した場所でのトークイベントとか交流会やりたい。

・学生の参加が、思ったよりだいぶ多かった。
参加申し込みが60名以上あった中で、15名近く学生でした。彼ら彼女らがどこに面白さを感じてくれたのか、もっとこの輪を広げれないのか、話を聞きながら考えてみたい気持ち。なにか出来ることがあれば応援したいですしね。

・オフラインイベントは、結構求められてる。
私、以前はトークイベントとか月1ペースとかでやってたんですが、もうニーズないなー、やりきったなーと思ってやめたんですよね。でも、皆さん、とても楽しそうにしてらっしゃったので。期間が空いたことで、また求められてるんだろうなーと。コロナの反動もあるんでしょうね。

・VC(ベンチャーキャピタル)の人から、興味をもってもらえた。
今回の動きの中で、SNSでもわーわーと騒ぎ散らかしてたら、興味をもって連絡もらったんですよ。主に、熊本出身や熊本生まれの方だったんですけど、明日?WEB3をネタに飲み会やるらしいですし、イベントの提案とかももらいました。まだ詳しい話はしてないけど、ただただびっくり。




◉WEB3的なイベントのあり方。

ちょっと話が変わります。私、以前、トークイベントとかむちゃくちゃな回数や頻度やってたんですが、トークイベントってWEB2(中央集権)的だと思うんです。

長谷さんのキーノート資料から抜粋。

喋る側と聞く側、主催者と参加者という構図になる。

形式状、しょうがないところはあるんですけど、WEB3(分散)的に少しでももっていけないかなーと。Gaudiyの石川さんが提唱?されてるWEB2.5くらいまでいけないかなーと。

※タイトルはめちゃくちゃ尖ってますが、WEB2.5の話はこちらのnoteをご覧ください。イノベーションを起こしたいスタートアップをしてる方だと、現状の組織とかに対して参考にしやすい概念だと思います。

で、どういうアプローチが良いかなーと考えたら、目標から逆算した結果、↓こんなステップを思いつき、今回のイベント当日までの過程でやってみました。

1:オンライン×クローズドな溜まり場に人をつくる。
2:その場にいる人がお互い何者かを把握できる状態にする。
3-1:1対nの関係からn対nの関係へシフトさせる。
3-2:運営者(提供者)と参加者(利用者)の境界を曖昧にする。

具体的にやったことは、↓こんな感じ。

1:オンライン×クローズドな溜まり場に人をつくる。
これは、数年振りにFacebookグループを使いました。イベントに「参加予定」押してくれた方を1人ずつグループへ招待。WEB3のコミュニティってDiscordが基本ですが、参加すると思われる人の属性的に、FBの方が良いなと思いまして。

2:その場にいる人がお互い何者かを把握できる状態にする。
FBグループに、自己紹介スレッドを立てて、グループの参加者の皆さんに自己紹介を書いてもらう。グループで「書いてー!」とか言うてもお見合いになって書いてもらえないことはわかってるので、これも1人ずつDMで依頼。

3-1:1対nの関係からn対nの関係へシフトさせる。
先に書きますがこれは正直やりきれてはないですね。自己紹介の内容とか、知り合いに関しては個別で希望とか聞きながら、参加者同士の繋がりグルチャで作ってみました。参加予定の60名に対して個別でやろうとしたら、むちゃくちゃ大変で、漏れもあったし、知り合いの範囲までしかできなかったかも。

3-2:運営者(提供者)と参加者(利用者)の境界を曖昧にする。
これは3-1の動きの中でごちゃ混ぜにしながら繋いでみたり、当日はやめに来れる方は設営手伝ってもらえませんかー?とかお願いしてみたり。初回としてはやれることはやってみたけど、どんなアプローチがあったか有識者のアドバイスをもらいたいところです。笑

イベント後の反響を見るに、初回としては結構頑張ったんじゃないかなーと自画自賛してるんですが、今後も試行錯誤してみたいと思います。




◉最後に。

ここまで5000文字以上の長文を偉そうに書いてますが、大部分を、イベント開催時間に、入院中の病室から書いています…。

怪我のような病気のようなもので、1週間前に緊急入院させられちゃったので、企画担当なのに、当日いけず…。Kuma3のメンバーや、参加者の方々には申し訳ない…汗

ただ、企画担当の私がいなかったことで、いろんな人が役割を分担して動いてくれたので、結果的に、よりボトムアップな分散型っぽい動きが生まれた説もありますが、、、準備にご協力してくださった皆様、参加してくださった皆様、ありがとうございましたーーーー!!!

退院したらまたなにかやると思うので、次の企画にもご期待ください!!!笑

※本件に興味を持ってくださった方は、下記のSNSよりDMなどお気軽にいただけたら嬉しいです。
・Twitter:https://twitter.com/Bucky_mkt
・Facebook:https://www.facebook.com/Bucky.Tsubaki

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