[備忘録]2024.3.1, 第2節, ジュビロ磐田vs川崎フロンターレ

開幕戦では神戸相手に無得点だったジュビロ。
ところどころにいいプレーはみられ、「意外といける」と感じたものの、全体としては不完全燃焼だったように思う。

第2節で戦う川崎は昨年天皇杯を制した強豪。また、この日の先発メンバーのうち10人が先週のACL山東泰山戦に出場していた。
ACLを知る選手たちに対して、ジュビロは戦えるのか、そしてどのように戦うかに注目して観戦した。

開始早々、ジャーメインの綺麗な胸トラップが決まったのが印象的だった。2022シーズンから在籍するジャーメインだが、足元、胸トラップの技術は昨年の夏に大きく成長した。そのあたりから、得点できるストライカーといった風格が出てきたと記憶している。ボールコントロールが洗練され時間的余裕が生まれたことで、精神的余裕も生まれたのかもしれない。

開幕戦と比較して相手のプレスが弱く(神戸が強すぎ)、前線の選手を確認しながらロングフィードを繰り出せていた。ジャーメインや松本が積極的に走ることで、ロングフィードが戦術として機能していた。そして、ACLレベルの選手たちに対してジュビロは戦えていた。

得点シーンはグループでの崩しがみられ頼もしかった。クロスに複数人が飛び込むとか、ボックス脇を崩す、といったJ2時代の約束事ができればJ1でも十分戦えそうだ。

支配率は26%だったが、ジュビロの4-4-2のブロックが綺麗で生きもののように見える瞬間があったほど抜け目なく連動していたため問題ない。これが常に生きもののように動くとどんな結果がついてくるのか楽しみだ。もちろん4失点は多い。それでもほとんどがエリソンというJ1最高級アタッカーのせいなので割り切るしかない。

初スタメンの中村駿はJ1レベルの選手だと何度も感心させられた。パスやキックの質はもちろん、ポジショニングもうまい。走行距離も申し分ない。失点につながるシーンは今後連携が深まれば解消されるので心配していない。いい選手を補強したと思う。

ジャーメインは今節でジュビロのエースストライカーとして認知されるようになった。伝統的に1トップの仕事量が多いジュビロにとって、ジャーメインの存在は大きい。得点王を取るつもりでこのまま爆発し続けてほしい。

ジャーメインありがとう。次の柏戦もよろしくお願いします。




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