ドラムスティックの選び方

ドラムスティックは様々な素材、サイズ、形状がありますので、初めて選ぶ際は何を選べば良いか悩むかと思います。
そこで主なスティックの素材や形状等をご紹介し、どのようにスティックを選べばよいかを見ていきたいと思います!
※スティック選びの基準はあくまで私視点ですので、参考程度にご覧ください。

素材

ドラムスティックの大部分は木材で作られており、ヒッコリー、オーク、メイプル材で作られているものが主流です。

ヒッコリー

木製のドラムスティックの中でもポピュラーな素材で、適度な硬さと重量を持つ素材です。
コントロールしやすく、初心者の方にもオススメかと思います。

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_category_cd=1265&i_type=c

オーク

ヒッコリーよりも硬く重量があるため、同形状のヒッコリースティックと比べてパワフルなサウンドを得やすいスティックです。

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_category_cd=1275&i_type=c

メイプル

軽量で手にしっとりとなじむ質感が特徴的な素材で、叩いた際に木くずが発生するのではなくへこんでいくような消耗の仕方をします。
ジャズやアコースティック系のドラマーに人気があります。

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_category_cd=1268&i_type=c

カーボンファイバー

人工素材のため個体差が少なく、耐久性もウッドスティックと比較して大きく優れた素材です。
スティック・オン・スティック等の際、サウンドに癖があるのでこの点は好みが分かれますが、慣れれば問題ないと思います。

https://www.soundhouse.co.jp/search/index?s_category_cd=3650&i_type=c

チップ

スティックの先端をチップと呼び、形状、素材によりサウンドが変化します。

ウッドチップ

チップ部がスティックと同じ木材でできているもの。ナイロンチップと違い、木材を削ってチップの形状にしています。

ナイロンチップ

チップ部にナイロン素材を取り付けているもの。アタックがタイトで、シンバルの音が鮮明になります。

丸型形状

球状のチップ形状により、どのような角度で叩いてもアタック時の接地面積が一定になるため音粒がそろいやすいのが特徴です。

俵型形状

丸型より少し四角い形状となっており、音量と音粒のバラつきにくさを両立させやすい形状です。

卵型形状

楕円形に近く、叩く角度によって演奏時の音色に変化をつけやすい形状です。音のバラつきも比較的少なく、様々なジャンルで活躍します。

ティアドロップ型形状

卵型よりも先端に向かって鋭くなっている形状で、表現力が高く、表情豊かな演奏をしやすいです。

サイズ

ドラムスティックのサイズは様々な記載があり、厳格に定義されているわけではありませんが、多くのスティックは数字、アルファベットで構成されています。
サイズ表記の数字が小さいほど長く、アルファベット順に太くなります。

個人的選び方

最後に私がスティックをどのように選んでいるかご紹介したいと思います。
と言っても細かくこだわって選んでいるわけではないので最低限このくらいの基準で選べばよい程度に見ていただければ幸いです。

  1. 欲しいスティックの素材を決める
    スティックの違いの中で最も違いが出るポイントなので、この点だけでも決めてしまえばある程度選びやすくなるかもしれません。
    ※一部に塗装されたスティックがありますが、演奏しているうちに塗装は剥がれていくので塗装スティックを選ぶ際はその点を覚悟の上で選びましょう。

  2. サイズを決める
    スティックのサイズは演奏しやすさに直結します。とはいえ同じスティックでも個体差があるためミリ単位、グラム単位でこだわると選ぶだけでかなり時間がかかってしまうのと、比較的安価で購入できる通販での購入はできなくなってしまいます。(大抵の通販では個体のマッチング等はできません。)
    店舗等でスティックを触ることができるのであれば実際にもってみて、振りやすそうなものを選びましょう。

  3. チップ形状を決める
    自分の演奏ジャンルやスタイルに合ったチップを決めましょう。
    こちらも同じチップを選んだからと言って全く同じ音が出せるというわけでもないので、あまり慎重に選びすぎることもないでしょう。


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