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また一緒にご飯を

こんにちは、とべかえるです。

うれしくてお酒が進むなあ。
最近は誰かと食事をすることが増えてきて、ふと、そんな気持ちになっている自分に気づくときがあります。

たとえば、大学の研究室の先輩の書いた論文が、日本で一番の学会誌に掲載されたこと。「まぐれ」の無い学会において成果が認められることの大変さはよくわかる。お金はなくても、一緒に本を読んで、話して、考えた、かつての仲間。久しぶりに会って、そんな報告をしてもらったときに飲んだビールは、ぬるくてもおいしかった。

同期の結婚式に呼ばれたときもそう。結婚式だから基本的にお酒が進むのは正解だけれど、同じテーブルの仲間が「最近うちの子どもがさー、」と言うのを聞くだけで、もう、スパークリングのグラスが空いてしまうような。

この、うれしい気持ちの仕組みはよくわかりません。でも、どんな人にでもこの気持ちが備わっていると信じたいかな。


さて、8月に入り、もうすぐ会社を退職します。
曲がった先の道はほとんど見えないけれど、私はこの交差点で曲がってみます。
「寂しくなるけど、見守ってる」
送別会を開いてもらって、本当にこの場に居られてよかったな、と思いました。これは定年退職なのではと思うくらい、良くしてもらいました。


退職する立場とはいえ、
「また一緒にご飯いきましょう」
それが私の、お世話になった人たちへの、心からのリプライです。

何年後か、私が顔を見せるときには、
きっとおいしいお酒を飲んでもらえるように、頑張ってみよう。

花束を抱えて帰る熱帯夜に思ったことでした。

23/8/5 とべかえる

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