【手帳術】 手帳の使い方を過去・現在・未来で切り分けた(過去編 その2)

その1では日記を書くのに規制品のダイアリーより無地の方が好きという話を書きました。
その2では実際にやってみて何がどう便利だったかを私の手帳(ぼかし入り)を見せつつ、書いてみます。


日記はインデックスがあることがとても大事

その1でも触れたように、私は日記は気が済むまで書きたいタイプです。
おまけに「今日の証拠」になるものは何でも保存したい、記録しておきたいと思いがちなので、1日1ページという制約は窮屈です。

でも、書きたいだけ書くと、後になって振り返らなければならない時、いつ何があったのかを自分で覚えていなければ探しようがありません。
欲張りなのに忘れっぽいという難点をクリアするために考えついたのが「インデックスになるものを作るということでした。

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上の写真(ぼかし入りでスミマセン)はトラベラーズノートのレフト式ダイアリーに毎日書いているものです。

3行日記みたいなもので、私自身の感想や印象などは全部省略して、純粋におきたこと、あったことだけを時系列で記録しています。
実物を晒すのはさすがに抵抗があるので、どんなふうに書いているかを例として作文すると……

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06:30 起床、朝・トースト+ハムエッグ+コーヒー、薬服用、10:00 WEB-M、11:00 **E〜TEL、**〜メール(要返信)、昼・生姜焼弁当+ほうじ茶、13:00 休憩30min、「**」調査(net)、**lib資料依頼、16:30 資料受取、20:00 TV、夕・鶏塩鍋/コーヒー、MSG〜**、NEWS、読書『*****』、25:30 就寝
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こんな感じで淡々と事実だけを記録してあります(上のものはあくまで例なので、現実の行動ではありません)。
これを「日乗」と呼んで、「日記」と区別しています。

「日乗」を見れば、その日がどんな日だったかはある程度思い出すことができます。いつ、何をしたかを振り返って調べるときのインデックスになるというわけです。

「日乗」は手書きへのこだわりもなくて、イラレでサイズに合わせて作った枠にテキストを流し込んで、プリント〜貼りつけることも。
探す/思い出す必要が出てきたときに、できるだけ早くヒントを見つけることが重要なので、「日乗」については視認性が高い方が良いと感じます。

今使っているレフト式だと1日分として書けるスペースが少ないので、来年は無地のリフィルの見開きを1週間として8つのブロックに線引きして、1日分のスペースを拡大する予定です。


「日記」はほぼスクラップブック化

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こちらは「日記」のとある日のページです。
手帳・ノートの書籍なんかではものすごいグラフィカルなデコレーションをしたり、コラージュを作る方もいらっしゃいますが、私の場合、何かの拍子で誰かに見られるということすら考えていないので、日記という名のスクラップ帳になっています。

コンビニのコピー機で写真プリントしたスマホの写真、拾った落ち葉、実家から送られてきた荷物の送り状もそのまま貼り込んでしまいます(送り状を貼るのにもちょっとした考えがあります。それはまたいずれ)。

とはいえスクラップが目的ではないので、その日の出来事で書き留めておきたいことは余白やページを改めて、気がすむまで書きます。
記録する作業はファイルを外付けのHDDに移して、本体のSSDを空にするような感じです。
何もなければ「その日の記録」を貼り付ければ終了です。
(でも毎日、何かしらあるものですが)

モノの本では「その日、嬉しかったことだけを書いて、ポジティブな私になる」みたいなことが書いてあったりしますが、その日におきた腹立たしい出来事などを吐き出さなくて大丈夫なのかなと余計な心配をしてしまいます(この辺のこともいずれ別稿で)。

日記の役目としては記憶のバックアップと「王様の耳はロバの耳」と叫ぶ壁の穴みたいなところが中心ですが、何れにしても日々の記録(物証?)が積み重なっていくと、「何もしなかった平凡な1日じゃなかったんだ」という実感は湧いてくるものです。

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友達の個展の感想など、長くなるのがわかっているときには、トラベラーズノートのリフィルサイズに合わせて作ったテンプレを使って、印刷。A4変形サイズなので、長い辺を3段に段組するだけでも三つ折りでサイズが合うので、けっこう便利です(もっとちゃんとしたテンプレを作ってますけど)。

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縦使い・横使いも気にせず、その時の都合のいいように使ってます。
ときには天地が逆転してるページもあるけれど、それもおかまいなし。
DMに感想を書き込んで、そのまま貼ってしまったり、サイズがはみ出すようなら、その部分を切り落としてしまうことも平気でやります。
「見に行った→こう感じた」が重要なのであって、DMを余さず貼り込む優先順位は1つ下ということです(個展を開いたご本人には見せないし)

(次回は「現在編」)

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