原始の感覚に出会ってしまった💗
みなさん、こんにちは。
今朝、一人で東京に歌舞伎を観に行った母から
山手線で浜松町からどちら向きの電車に乗るのか電話がかかってきた。
上野方面に乗って有楽町で降りて歩けば?
母よ、ここは日本だ。
駅員さんか歩いてる人に尋ねなさい。
私が面白いもの、人に出会ってしまったとき、
もう人に喋りたくて仕方なくなる。
この治療の話をそれから何人に語っただろうか。
当然、私が面白いと思って話してるので
めちゃくちゃ相手も興味を持ってくれる。
面白いものを見つけたときの私はエネルギーが高いのだ。ということも今回わかった。なぜなら早速、私が語ったことでその治療を受けてみたいというクライアントさんが出てきたから。
もっと体感したい!もっと知りたい!
そんな衝動を抑えきれず、速攻で東京の治療院の先生に連絡して次の予約を入れた。
半月後の2回目の治療の最中は痛みに絶叫しながら、血だらけになりながら質問しつづけてた気がする。ホラーですね(笑)
この絶叫系の治療法の何がいいなぁと思えたか
自分なりにまとめてみると
効果を実感できたことは当然。でも、これだけだとほかの鍼灸治療でも実感したことはある。
私的に、これだ!と思ったのは
鍼灸の専門学校時代を含めて、鍼灸は効くけどなるべく痛みを与えないように、出血or内出血させないように、強い刺激で身体への負担を与えないように、使う鍼は細い鍼で、鍼の本数は少ないほうがいいよ。と漠然と刷り込まれてきた。
なので、常に鍼はいいものなのに、痛みを与えてはいけない。内出血を起こしてはいけない。刺激が強すぎてはいけない。なんならクレームが出ないための承諾書を書いてもらう。
いいものを提供しているのになんでこんなに気を使いながらしてるわけ?
鍼灸を使うから鍼灸師なわけで、、、
鍼灸師のアイデンティティってなんだろう?
すごくもやもやしてたのだ。
それが、この治療法ですべてひっくり返った。
HPには当方の治療では痛みや出血は起こる確率が高い治療法です。必要以上に痛がる方、内出血が嫌な方はお断りしております。きちんと読んで理解してから来いよ。
と明記されているではないか。
要は患者さんもそれがOKな方のみ。
それでも治したい。楽になりたい。という覚悟がある人のみ。
鍼灸師として、なんてすばらしい在り方なんだろうと
めちゃくちゃ感動した。痺れたね。
この効果が出る機序についてはもっと探究してみたいのだが、
鍼って西洋医学が出現するウンと前、数千年近く前の医療なわけで、
最初の鍼は今みたいな、ステンレス鍼や銀鍼、金鍼といった金属の鍼ではなく、石のかけらをとがらせたものが鍼の最初だったようだ。
石だよ?
衛生?
何?
それ?
美味しいの?って感じですな。
要はかなりの太さだったと想像できるね。
その太いものを痛い部位とかにぐりぐり?押し込んで痛みを止めてたわけだから、この太さがある程度必要というのは、もしかしたら鍼本来の在り方が実はそこなのかもしれない。
それに痛みも出血も昔は日常の中で今より出会う機会が多かった気がする。
子供の頃は外で遊んでいたので、擦り傷やケガは日常茶飯事だった。いつのまに私たちは出血や痛みを必要以上に怖がるようになったのだろう。
本来、人間が生活してたら、傷や出血、内出血は起こるものだったのに
だんだんそれはあってはいけないものになり、怖がるようになってきた。
私たちは意図的には瀉血させてはいけないのだが、鍼治療の中では出血してしまうことがある。そして、なぜか出血したときのほうが治療効果が高いことも経験として鍼灸師は知ってたりする。
人間の原始的な感覚にアプローチしてる治療法かも。
出会ってしまった感じ💗
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