海水と農業

私は家庭菜園程度の経験はありますが生業としての農業の経験はなく、
本当なのかどうかわからないのですが、次のような話を聞いたことがあります。

肥料の枯れた土地に昔は海水を撒いて肥料にしていた。海水を撒くと最初は、いわゆる塩害の症状が出て、草(雑草)は枯れるが、次第に海水に含まれているミネラルが土壌に旨い具合に浸透し成熟し、ミネラルが肥料となる。海水を撒いた土壌と撒かない土壌とを比べると一目瞭然だそうだ。塩害によって雑草も自然と枯れるためまさに一石二鳥とのこと。

現代の農業は石油由来の肥料、農薬が使われるのが常識になっているのでこういう記事はにわかには信じられないという向きもありますが、別の情報によれば、石油由来の肥料で育つ作物は強制的に栄養分を与えられてむしろ栄養過多になっている一方で微量ミネラルは極端に少ないそうです。
昔の野菜は収穫してから日にちが経つと萎びましたが今の野菜は腐ります。これは強制的に栄養を与えて無理に大きくしているためで、大きくて形も良くて見栄えは良いけれどもミネラルの無い、昔の野菜と比べると何分の1。場合によっては何十分のいちの栄養しか含まれない野菜になってしまっているそうです。
土壌に関していえば、もはや地力のない、石油由来の肥料を与えなければ作物が育たない土壌。微生物も育たない土壌が増えてしまったということなのかな。と思います。

海水をあえて加えることで地力が蘇るのであればやってみる価値は十分になると思うのですが実際どうなのかな。なんてことをクリスマスイブの日に料理を作りながら考えました。

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