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あの青春の

 中学1年生の時、「毎日の記録」という代物を毎日提出していた。これは時間割をメモするものであり、それと共にその日に何があったか等を3行程度でまとめて書く云わば簡単な日記のようなやつで、毎日提出するのが掟だった。
 小学校~高校生の時に使用した教科書や友人と交換していた手紙類など、私は大学生になる時に部屋を整理するついでに殆ど捨ててしまった。が、唯一残っていてなおかつずっと自分の手元にあるのが先述した「毎日の記録」である。「毎日の記録」にコメントを書いてくれていたのは当時の学級担任で、この先生は恩師と言っても過言ではないくらい、その後の私の生き方に影響を与えてくれた先生だった。恐らく、当時の私は地元を離れる寂しさから何か心の支えになるものが欲しかったのだろう、そして選ばれたのが「毎日の記録」である。大学一年生の時はそこそこ読み返すことはあったものの、寂しさが薄れこちらの生活に慣れた頃にはもうページをめくることなど一度もなかったわけだが、先日、部屋を整理している時にたまたま発見し、過去を振り返るついでにブログで当時を振り返るのも面白いな、と思い書くことにした。数ページめくって見たところ、なんだか予想以上に濃いというか当時の自分のポンコツさやら先生の優しさやらが詰まっていた。よって、「毎日の記録」に関しては 「あの青春の」というタイトルで、ちまちまと振り返っていく予定である。

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