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バイブスがアガる瞬間をどれだけ積み重ねられるだろう




平凡な毎日の連続でも、忘れたくない一時がある。



「今この瞬間の感情をひとつこぼさず忘れたくない。」

この頃、そんな感情を抱きながら眠りにつく1日が多かった。
そう思える日は幸せであり、貴重だ。



「君の名前で僕を呼んで」のエンドロール。泣き顔の変化だけで語るティモシーシャラメの演技には、どんな感情も味わい尽くす勇気をもらえた。

Googleマップを信じようとも周りが田んぼしかなくて不安で仕方なかった南砺の道中。静寂の中で響き渡る蛙の合唱。

まるで千と千尋の神隠しに遭ったような、人々の気が満ちた城端祭の賑わい。

当日まで不安でいっぱいだったイベントをやり遂げて、足がむくむくになりながらクライアントさんに御礼を言われた瞬間。

尊敬してやまない会社の先輩と、カッコいい生き方をしている協力会社の方との、未来へのワクワクする妄想を延々と繰り広げる飲み会。

大好きな先輩に「ぶんちゃんがいなかったら乗り切れなかったよー」と連絡をもらう本当の華の金曜日。

憧れのライターさんが「私が言いたいことは世界は美しい、以上!」と笑いながら断言し、私も自分が書きたいことを書けばいいんだと心が軽やかになった清澄白河の午後。(#えいとびたー)


心臓がバクバクいったり、キューってなったり、ジワっと温かくなったり。



「忘れたくない」そう強く思っても私の脳はポロポロ溢れるように大事な記憶を忘れてしまうから、こうして書き留めて、何度も思い起こして、心に刻み付ける。



ひとつひとつを顧みて思うことは、どれも一人では味わえない体験だったということ。


一人で動いてみて、人に出会って、数日前は他人だった人が大切な人になったり。

尊敬する友達の友達は、同じく魅力的で不思議なくらい居心地が良かったり。

もがきながら全力で働く中で、背中を見続けている先輩がさらなる素敵なご縁を連れてきてくれたり。



仕事でもプライベートでも、いつからか「もう一度この人と会いたいと思ってもらえるように」を意識したらぐっと気が楽になった。

不完全な私だけれど、気張らず、等身大の私のまま誠意を尽くすしかないと割り切れた。



社会にはカッコいい先輩が本当にたくさんいる。
今も十分恵まれているけれど、未来はもっと楽しいかもしれない。そんな希望をくれるんだもの。。

すきな人に囲まれてるとそれだけで幸せだから、私は私のやりたいことに正直に、もっとできることを増やしたい。


すきな人とずっと一緒にあーだこーだ言いながら飲み続けられるように、憧れの人とはいつか「私はこれができるんです」を提示して輪に加われるように。

そのために、色濃いとびっきりの一瞬を積み重ねていきたいなぁという話。


#エッセイ


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