本と文学めしAndbooks

小説やエッセイなど、本に登場するごはんをつくるひと。 大阪中崎町の間借り店舗は202…

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小説やエッセイなど、本に登場するごはんをつくるひと。 大阪中崎町の間借り店舗は2022.11.29で閉店しました。 動画の投稿は準備中。 読了した本や本のあるところ、文学めしについて主にを投稿します。

最近の記事

2月11日の営業について

来月の営業は2月11日です! バレンタインがあるから恋愛小説って…とは思いつつ、自信を持っておすすめします。 今回ご紹介する本は続編で、一冊目の文学めしは、以前中崎町で提供したことがあります。本屋大賞受賞前でしたが、読了した友人も多い作品でした。 前作の、ある登場人物の行動がどうしても理解できなくて背景が知りたい!と思っていたところが続編で綺麗に回収され、読了後どっぷり余韻に浸り、これは作らなきゃ!となった一冊です。 本編あっての続編なので、どちらも是非手に取っていた

    • 文学めし再開しました

      1月21日、無事に文学めしを再開することができました。 ご予約をすぐに入れてくださった方、お問い合わせくださった方、本当にありがとうございました。 (お写真はお客様からいただきました) 今回は小説の舞台が幕末から明治だったので、試作して材料を変えたくても、あの頃にベーキングパウダーなかったよね。とか色々悩むことが多かったです。 そして、実在した人物がモデルの小説で、かなり読み応えのある作品でした。 ご来店いただいた方にはご案内しましたが、是非読んでいただきたいです。

      • 文学フリマ東京37で初売りです

        いよいよ明日、文学フリマ東京37が開催されます。 今回、短歌を通じて知り合った真野陽太朗さんに誘われて『ひつじ雲捕獲作戦』に参加しました。 作品は短歌10首とエッセイで、初めて持ち寄った時、それぞれ自分の世界で生きてるんだなぁと思って安心しました。 このメンバーと知り合うきっかけになった歌人に、群れてないですよ、集っただけだと伝えたいです。 その証拠に、私は生活感漂う短歌を詠んだので、みんなの作品を最初に読んだ時に謎の汗がでたよ。ほんまに。 でも、エッセイは今書きた

        • 文学フリマ大阪が終わって

          今年の #文学フリマ大阪 無事に終了し、やっと日常に戻ってきました。 出産前日に申し込んだ自分を褒めたい。それぐらい楽しい時間でした。 自分で冊子をつくるか、かなり直前まで悩んだけど、お声がけいただいた大阪アンソロジー『わりかしワンダーランド01』にエッセイを寄稿して勢いがつきました。 直前まで違う原稿を入稿しようとしてましたが、中途半端な育児日記になりそうで、全部書き直して『星がつかないごはんたち』が生まれました。 一晩で書き上げたので、ここカタカナ表記にしたかっ

        2月11日の営業について

          『光のとこにいてね』

          この本が発売される時、ある書店員さんから「大谷さんが好きそう!」と言われ、読みたいけれど積読も多いしなぁ…と本屋大賞の発表が終わってから手に取りました。 『光のとこにいてね』 一穂 ミチ(著) 読みはじめると手が止まらず、リフレインを使った詩のようでした。 ラストがどうなるか途中から気になり、最後の頁でそうだよね、そうだよね、と噛みしめて余韻にしっかりと浸れました。 おすすめの一冊です。 #光のとこにいてね #一穂ミチ #本屋大賞 #文藝春秋 #小説紹介 #an

          『光のとこにいてね』

          『ペーパーリリイ』

          元々友人におすすめされていましたが、まず表紙がめっちゃ好きでした。 読み進めていくと、この表紙の2人が脳内で映像化され、一気読み! 『ペーパー・リリイ』 佐原ひかり(著) 結婚詐欺師の叔父に育てられている高校2年生の杏と、叔父の被害者である38歳のキヨエが幻の百合を探す旅をするというストーリー。 夏休みの朝、300万円をだまし取られたキヨエが杏の家にやってきたところからの展開、スピード感!面白い! 自宅から500万紙袋に入れて持ち出すところや、一週間限定という旅、どこ

          『ペーパーリリイ』

          『ひよっこ社労士のヒナコ』

          世の中には名前は知っていてもどんな仕事か知らない職業がたくさんあるので、気になったものはジャンルを問わず手に取るようにしています。 今回のこちらはシリーズ一冊目。 『ひよっこ社労士のヒナコ』 水生 大海(著) テーマをチラッと見るだけで、この場合どうなるんだろ?と過去の職場のことが過りました。 スッキリすることばかりではないけれど、それが現実だなと思いながら読みすすめました。 一話20分ぐらいで読み終わると思うので、労務について知らない方や社労士の業務を知りたい方は

          『ひよっこ社労士のヒナコ』

          『おいしいごはんが食べられますように』

          産前に読んだ本がたくさんあるので、どんどん投稿していきます。 2023年、最初に読了したのはこの作品でした。 『おいしいごはんが食べられますように』 高瀬 隼子(著) どんな食べ物小説だろう…とワクワクしてたら想像と全然違って驚いた作品です。 私自身食べることが好きで、周りの友人も食べ歩きや、つくることが好きな人が多いので、今まで誰かに苦痛を与えたことがないか不安になりました。 登場人物の行動に気持ち悪さを感じつつ面白いので、高瀬さんの他の小説も気になりました。 近

          『おいしいごはんが食べられますように』

          『グレイス・イヤー少女たちの聖域』

          敬愛する作家さんがSNSで紹介されたことをきっかけに手に取った作品。 当時妊娠37週で、読むにはかなり刺激的な内容だったけど、産後すぐ読めるかもわからず、思い切って頁を捲りました。 『グレイス・イヤー少女たちの聖域』 キム・リゲット(著/文) 堀江 里美(翻訳) 男性がつくった理不尽な社会や、16歳の少女を問答無用で追放してサバイバルさせる過酷なストーリーに、最初はイライラが止まらなかったけれど、引き込まれて485頁を一気読み。 私は続編があればいいな、と思っていたら

          『グレイス・イヤー少女たちの聖域』

          古民家で読書が楽しめる「つぐの庭」さんへ

          昨日紹介した「ページ薬局」さんから徒歩6分。 蛍池駅からは徒歩5分。住宅街にある古民家を改修した「つぐの庭」さんは居心地が良く、ゆったりした時間が流れる素敵な場所です。 入り口で靴を脱いですぐに掘りごたつのお席があり、店内にはひとりでゆっくり本を読むのにぴったりなお席もあります。 先日、産後はじめて伺いましたが、おいしいおはぎと珈琲をいただきながら癒されてきました。 古本の販売をされていて、絵本もあります。 そして、初めて訪れた時に釘付けになった、発達支援ライブラリー

          古民家で読書が楽しめる「つぐの庭」さんへ

          調剤薬局内の新刊書店「ページ薬局」へ

          ブログや動画をはじめようと思いつつ、1日があっという間に過ぎる生活でした。 動画はもうちょっと先になるかもしれません(暑すぎて文学めしを本気でつくれない気がする…)が、産前産後に読了した本や、最近訪れた本のある場所をぽつぽつ紹介していきます。 早速、本日が締め切りのこちらのイベントから! 蛍池駅から徒歩5分。 調剤薬局の中にある書店「ページ薬局」さん 主催の #推し本POPグランプリ 。 開局3周年記念として図書カード2000円分を50名に抽選でプレゼントという太っ腹

          調剤薬局内の新刊書店「ページ薬局」へ