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「合意なき離脱」の脅威は過小評価されている

私が「遂に合意なき離脱がやってきますよ」と言う記事を公開してから3週間が経ちましたが、

イギリスとEUの交渉は瀬戸際で進展するどころか、むしろ悪化していますね。

英EU双方はFTAの合意期限を10月15日のEU首脳会議に設定、9月下旬の協議が最後の交渉機会になる可能性が高い。だが、企業の公正な競争条件の確保や英周辺海域の漁業権をめぐりもともとあった両者の溝は、法案提出を受けてEU側が態度を硬化させたことで、さらに広まったとみられている。

この問題は、あまりにも過小評価されています。私が公開した記事にも反応はほとんどなく(´;ω;`)、多分リアルな問題として認識されていないのだろうな、と思います。

専門家の先生方は未だに、イギリスは瀬戸際戦術を用いており、最終的には合意するはずとの見解を維持していますからね。

しかし、賢明なビジネスマンはそのような「現実離れした見解」には見切りをつけ、しっかりとこの問題を捉えるべきです。

FTA交渉が決裂すれば、英EU間の貿易には世界貿易機関(WTO)の規則に従い関税が発生する。自動車の輸出に頼るドイツなどの経済が打撃を被る可能性が高く、欧州自動車工業会(ACEA)などは、FTAなしでは2025年までに約1100億ユーロ(約13兆円)の損失が生じると予測。米金融大手ゴールドマン・サックスの分析家は交渉決裂が欧州経済に与える影響は「新型コロナより大きくなる可能性が高い」と分析している。

私は過去に何度も、これは「本物の脅威」であると言及してきました。コロナは茶番、現在行われているのは単なるPCR詐欺であり、偽物です。

いづれ皆気が付くはずですよ。ゴールドマン・サックスの分析家と私の認識はあっていたのだと。株価は現在は高いですが、もちろん投資家の方も、最大限の警戒が必要です。

現在、英国とEUは離脱の詳細を協議していますが、9日に英国が公表した英国国内市場法(IMB:Internal Market Bill)に対してEUが合意できないことから、12月末までに協議がまとまらず「合意なき離脱」になる可能性が高くなってきたのです。

 新型コロナウイルス騒動で世界が不安定な状態ゆえ「合意なき離脱」となると、各相場に激震が走る可能性があります。12月末を待たずに、IMB法案の決別で合意なき離脱が確定し、世界の株式相場が急落することも考えられるのでストップロスは必須です。

そして、もっとも重大なことは、私たちは人類は「合意なき離脱」という歴史上の未曽有の事態をこれから経験することになる、ということなのです。しっかりと目を見開いて、それを記憶に焼きつけ、時代の生き証人になりたいものです。

過去の延長線上に未来がない激動の時代だという認識が大切です。

それを見逃すということはこの時代に生きた者として、非常にもったいないことではないでしょうか。

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