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仕事かプライベートか

この年齢になって、スケジュールが立て込んでくることが増えました。
あわやダブルブッキングという場面もしばしば。
最近も、そんなシチュエーションがありました。

プライベートの予定と、仕事の打診

必死だった20代前半。
仕事のことを考えていない日があると不安だったし、午後出勤でも午前中から緊張していたし、土日もイベントがあればどんどんシフトを入れました。

友達と遊ぶ予定を入れていても、そこに仕事の打診が来たら遊びの方を延期して……
予定がない日は、練習のためピアノに向かいます。

(当時付き合っていた彼氏の影響で、どんどん人付き合いが悪くなっていったのも事実)

20代後半に差し掛かった頃、
(例の彼氏ともお別れした直後!)
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言と、自粛にソーシャルディスタンス。

一旦、仕事もプライベートもストップして、じっと耐える日々。

ひとりの時間は、思いっきり睡眠とテレビとゲームに注ぎました。

その後は徐々に仕事も戻ってきて、一部の友達とも交流が復活し、今の夫との結婚話も進み、今度はまた忙しい日々に。
忙しすぎて、メンタルダウンや過呼吸に陥った日もありました。

優先順位は都度変わってしまうから

何か大きなきっかけがあったわけではないけれど、こうした経験の積み重ねから、いつしか、仕事かプライベートかにかかわらず、

「先約を優先させる」

という自分ルールが出来上がっていました。

かつて一度「とあるライフイベント」と「キャリアアップにつながる初仕事」どっちを優先させるか迫られたこともありました。
結局私は、その日は先に決まっていた「仕事」を選びました。

仕事を選んだ自分を悔いて責める日もあるけど、その後、今のところ"2回目のチャンス"は来ていないレベルの大仕事だったので

(なんなら2回目が、他のやむを得ない理由でキャンセルになった)

あのとき挑戦を諦めなくてよかったと思う日もあります。

誠実であること とは

今日も、プライベートの予定が入っているところに、少し大きめの仕事が舞い込んできたけど、今度はプライベートのほうが先約。

とても悩んだし、ギリギリまで調整を試みたけど…

結局、先に決まっていたプライベートを選びました。

でも、実際そう。
その時々や出来事の度合いによって、優先順位は変動してしまうけど、同じくらい大事な出来事が重なったら、選ぶのに苦しんでしまいます。
プライベートだって、家族や友達との大事な約束だし、もっとつきつめれば、自分との約束とも言えるものです。
他人に振り回されて、自分の人生が後回しになるのはナンセンスではないでしょうか。

しかも。
常に"全員に尽くす"ことは難しい。
だからこそ、もし後から提案されたものを断る場合の
「先約があるので」
という理由は、むしろ先約を流さない誠実さを伝えることができるのではないでしょうか。

きっと次の機会には、先にアポをとっておけば破談にされることはないという信頼感につながるのではないでしょうか?

それに……

やっぱり早めに打診が来る仕事や遊びこそ、"ほんとうに"自分を必要としてくれていると感じられます。

自分にも他人にも誠実であるために、先の予定を優先するというのは、今の私にとって最善の答えだと思うのです。

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