東京豊後

東京には住んでいません。思い入れが強いゲームのこと、日常、あと育てられた環境がよろしく…

東京豊後

東京には住んでいません。思い入れが強いゲームのこと、日常、あと育てられた環境がよろしく無かった過去のこと、一緒に過ごした動物達の過去のことなどを書きます。よろしくお願いします。

最近の記事

あの日のグラスに乾杯を

人間、やれた事よりもやれなかった事のほうが後悔が残る。 それが、子供の頃の時の記憶で、 それが、子供には許されない事で、 それが、『いつか大人になったらな』と約束されたことであれば、なおさらだ。 私の両親には、飲酒の習慣が無かった。 父はお酒を飲むとすぐに顔が赤くなるのが嫌で、母は下戸だった。 ただ、母の兄二人はお酒を呑む人だった。 二十年以上前のお盆時期、二人は飛行機や高速道路を利用して、祖母の住む小さな家に帰省した。 遠方から兄が訪ねてくるとなると、人をもてなすのが

    • 私は、ぬけがらと旅を

      どこか遠くに旅に行くとき、私は体の一部を置いていきたくなるような、何かに捕らわれたかのような、ふしぎな不安を覚えます。 自分で向かいたいと思った旅先も、見てみたい景色もあるはずで、その為に旅支度を整えたのに、移動手段を目の前にすると、怖じ気づきます。 小さな自分をここに置いていきたい。その自分は自宅で、暖かいお茶を飲みながら、「やっぱり旅行、行けば良かったね」なんて笑って欲しい。 動き出す瞬間、私は薄皮の私を地元に残して行っている気がします。 『心細し』と言う言葉、私

      • 牧場物語(しあわせの詩)で得た人生教訓

        世間では、のび太の牧場物語が発売されているらしい。 プレイした人達の感想を聞くに、ドラえもんが塩対応だったり、のび太が日の光を浴びれない地下生活をさせられていたりと楽しそうだ。 私も牧場物語は、一作だけプレイしたことがある。 牧場物語 しあわせの詩。 私の唯一の牧場生活はそこだけだ。 今から十年近く前、配偶者が中古で買ってきたソフトだった。ゲームキューブのソフトだったが、Wiiでのプレイが可能だったので触らせて貰った。 主人公は女子か男子が選べ、体力ゲージに変化は無いと

        • ありがとう、下田麻美さん、ありがとうアイドルマスター

          私はアイドルマスターが好きである。 765プロを推している。 きっかけは2011年のアニメアイドルマスターだ。 アーケードゲームから始まったアイドルマスターが、満を持してのアニメ化と聞き、興味をもって視聴を始めた。勿論最高の出来映えのアニメだったので、それをきっかけにライブビューイングに参戦した。 私は地方に住んでいるので、現地のライブ入りはほぼ不可能である。 何しろ、東京に行くための空港に着くのに下道を使うと四時間弱かかる。高速でも二時間。そこから飛行機を乗り、全く行っ

        あの日のグラスに乾杯を

          SNS超不得手問題

          先日より、noteにてなにがしかの文字を上げていこうと思って、自分なりに試行錯誤しているのだが、私はインターネット世界に個を置くことが得意ではない。 思春期に培われたインターネットお作法は、本名も住所も顔写真も、果ては風景写真も上げない方がいいと言うものだったし、掲示板に至っては『某巨大匿名』と頭に付けられるほど、書き込み主も、掲示板そのものもはっきり真名を明かすものではなかった。 自宅で撮影した富士山の写真をネット上に上げると『山の大きさ、写り具合で住んでいる自宅が特定

          SNS超不得手問題

          『動物が好き』を細分化(私調べ)

          動物が好きである。 犬も猫もハムスターもうさぎもイグアナもイタチも文鳥もマレーバクもシマウマも好きだ。 おおよそ、初対面の動物に対しては、「やだ~もうカ~ワ~イ~イ~」という 試着室から出てきた客に対する、服屋の店員位の語彙力になる程好きだ。 子供の頃には、人気ペット上位に入る生き物は大体飼育してきた。 飼えない状況になった現在は、飼育指南書を読みふけり、飼育している人の日記や写真をドンドコ閲覧し、 『もうわが子が可愛くって可愛くって仕方ない!』 という、会った事も無い

          『動物が好き』を細分化(私調べ)

          わが生涯の永遠の好敵手、かの犬

          私は、犬が好きだ。 子供の頃から犬が自分のそばにいたし、犬種問わず可愛いな、と思う。 ただ、普通の人が犬を可愛いな、と思う感情の他に、妙な感情も芽生えているのを感じる。 我が家の犬は、 「んもうちっちゃくってきゅんきゅんするのが好きなのぉ」な母が、末子の私が成長するのと同時に買ってきた小型犬だった。んもうちっちゃくってきゅんきゅんしない大きさになった私が、五歳の時の春のことである。 自分の思う通りにするためならば、舌先三寸でありとあらゆる話術を使う母は、たしか私には「こ

          わが生涯の永遠の好敵手、かの犬

          健康と食い意地と田舎と犬と

          多分、明治ブルガリアヨーグルト様のご所望される記事は、 『毎日ヨーグルト食べてます♪ アサイーと一緒に食べると腸内環境整ってお肌もキレイになるんですよね~、若い頃からずっとこれ一筋!』 だとか、 『妻の買ってくるブルガリアヨーグルトで毎朝食卓が輝いています、普段は怖い妻ですし尻に敷かれてますが(汗)、これだけは愛を感じます』 みたいなイカしたコメントと共に、ブルーベリーヨーグルトやカットフルーツの乗ったヨーグルトの写真が、映える構図とライティングで添付されているのだと

          健康と食い意地と田舎と犬と