政権交代って簡単に言うけど覚悟はあるのか?

日曜日に長崎、島根、東京で行われた補欠選挙の結果、立憲民政党候補が当選を果たした。

この結果を見て一部で「政権交代」なんて声が上がっているが、私はそれに対してはクエッションである。
そもそも、政権交代しろというからには【我慢】が出来るのかと私は問いたいのだ。

私の記憶にある政権交代は民主党政権時代だ。
長年野党だったのが一部の元自民党議員を除けば初めての与党。経験不足は明らかだった。野党時代に散々批判していた事も自分たちでやってみて初めて分かるコトも多かったのではないか。

ただ、そんな時期をしっかりと見守らなければいけなかった。
これまで長年やってきた自民党の様にできるはずはなく、与党としての成熟をする時期だった。

しかし、それを待てなかった。
結局、自民党の方がマシだと匙を投げたのは投票結果が全てである。

悪夢の民主党政権。
亡くなった安倍元首相の言葉を借りればそう呼ばれる。
この感情というのは若年層。つまり、今の中年層で特に持たれている印象でないかと思う。裏切られたという感情から旧民主党アレルギーとでも言おかその層の政治に関心がある人によく見られる。

今、政権交代だと言う人はあの時代を覚えているだろうか。また、知っているだろうか。果たして今度はしっかりと新たな政権を育てる余裕はあるだろうか。
それもなしに結果だけ求めるならば、直ぐに自民党に投票する日が来るだろう。

私は政権交代を望む全ての方に問いたい。
今度こそ政権を見守る、育てる、我慢するコトができるのか?

仮に憲民主党だろうが維新だろうが「自民党よりマシ」という感覚で票が入るならに歴史の繰り返しになるだろう。
「この党じゃないとダメだ!」と言われる様な党でないと難しい。

しかし、多種多様に増えた政党ではそれぞれに支持が集まり単独では過半数取るのは無理だろう。
そうなると連立になるが、どの政党も難しいだろう。色が強過ぎるのだ。大体野党第一党と第二党があれだけやり合っていては共倒れになるだろう。終われば結局自民党が多くの票を掴む。

国民の支持を一身に担える様に成長する党があるのか、また、求心力の強い新たな塊となるのか。答えは分からない。

ただ1つ言えることは前後するが政権交代したならば、政権を見守る、育てる、我慢する。これなくしては真の政権交代にあらず。

覚悟はあるのか?
私は問いたい。

ほいたら、また。


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