ここへやって来た動機

 脚本のお仕事をしていました。せっかく脚本を書いてもその趣旨が役者にいかに伝たわってないかを知りました。自分の脚本を表現として「完成」させるために、演技の勉強を始めました。演出に関しては脚本の前はテレビの旅番組など(!)のディレクターをやっていたので、寄りかかる所がある分、最初から楽しかったのです。
 経験させてもらってやはり、役者と話す言葉を持っている事は脚本の表現の完結の為に欠かせないと実感しています。表現の原点から形になるまでをつなぐ人になりたいと思い、今の活動に至ってます。

 人を募って、演技について実験する場を設けてきました。(現在コロナ休止中)毎度役者の人と話すにあたって、伝えたい事が多すぎ、いちいちそれをゼロから説明していたら何日もかかってしまいそう、かつ、コロナの騒ぎ。そこでnoteにまとめる事にしたのです。

 ここでは特に映像の演技の話が中心になりますが、分野に関わらず、表現についてある偏りと志ある人達の繋がりを広くゆるく作りたい。上手い下手でなく、覚悟のある人達が興味深いと思っています。

 そしてその繋がりが何かに活用されたい。その中に私が参加できたら素晴らしい、私のやりたい表現も手伝って欲しい、けど、別に私なしで勝手にやってもらってもうれしい。長い期間で少しずつ太く深くなっていったらなあ。その先にたくさんの人を励ます作品の存在があったらなあ。

  最初の種の一粒になるべく、少し偏った標識を一つ、置きに来たのがこの挑戦。と書いておいて、なんて壮大な。

 ゆるく更新していますので、そろそろ新しいの書いてくれ、という奇跡の人がいましたら、適当に「スキ」などいただけたら、単純なのでそれなりにはりきります。

 これまで「スキ」をくれた方。改めて、本当にありがとうございます。

経歴。

1978年生まれ。

 大学卒業後、テレビ番組制作会社勤務。漫画のようなAD生活を経て、ドキュメンタリー、旅番組、情報番組のディレクレターを経験。ディレクター時代の最高傑作は無口なヤツメウナギ漁師を説得し、無理を言って非常に不自然に家の空き地で鍋をしてもらい、鍋の匂いにつられて山からタヌキが顔を出したテレビ東京 『土曜スペシャル』「冬のみちのく 鍋三昧の旅」秋田編。

 退社後、脚本の勉強を始め、2008年脚本の賞準入賞。

 オリジナル脚本映画化を目標に、まずはデビューと焦り、焦らされ、原作ありの長編映画脚本2本、原作ありの映画企画4本、配信ドラマ、Vシネマなど、数々いただいた仕事を実力不足によりことごとく映像として完成させられないまま6年間仕事をするもデビューし損ねる。

 脚本を引き続き書きつつ、役者の方と演技の実験場を実践中コロナ流行、実験場を中断。今に至る。

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