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現代社会の本質課題は「持続可能な世界の実現」だ

世界の2大課題は「地球との共存」と「少ない人口で社会を回すこと」

この動画を見て、私が抱えていた違和感が霧消した。この世界の真のイシューは、言いくるめてしまえば「持続可能な世界の実現」だとようやく確信できた。

物質的に持続可能な世界の実現
カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブなど様々なスローガンが声高に叫ばれている。我々に馴染み深い3R(リユース・リデュース・リサイクル)を皮切りに、環境調和型で省エネの物質生産プロセス、はたまた大量生産・大量消費を前提としない社会体制にまで議論は広がる。今のところキラーテクノロジーが問題の多くを解決するとは思えないから、各所様々なアプローチでこの問題に精力的に取り組んでいる。

精神的に持続可能な世界の実現
持続可能性の議論になると、どうしても目に見えるものが話題として取り上げられがちであると思う。しかし、人間は物質的欲求にのみ依拠して生活しているわけでは勿論なく、他者との関わりや感情の機微をも大切にしている。時代がいくら移り変わろうと、その人自身が大切にしている価値観に寄り添ったモノの存在は必要不可欠だ。芸術作品を筆頭とするエンターテインメントはその代表格であり、その時代に合ったものが生み出され続けることが肝要だ。

すべての道は持続可能性に通ず
この世の中に存在し、これからも存続していくのは、物質的であれ精神的であれ持続可能性に寄与するものであろうと思う。そこには人間の手を介さずに社会が回っていく将来も想像できるが、しばらくは人間の意志が最大の駆動力になっていくだろう。多くの人がこのビジョンに共感することが最初のステップとなる。

私はどう生きるのか
私は社会人になってからしばらく、仕事する意義を腹落ちできていなかった。そんな中、安宅和人さんの『イシューからはじめよ』を読んで、「解決すべき本質課題(イシュー)を見極めよ」という指南に落雷のような衝撃を受けた。改めて自分の仕事の意義を問うた時、物質的に持続可能な世界の実現を目指しているのだ納得した一方で、これこそが現代社会の目指す究極目標なのではないかと感じた。それをアナロジカルに捉えた時、精神的に持続可能な世界も現代社会の目指す姿としてあるべきではないかと考えた。キーワードは「持続可能性」。私はこの課題の解決の一端を、しばらくは担っていたい。

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