2024年1月10日

夜勤から帰ってくると、出勤中に届いたと思われる置き配の荷物があった。
それはPNRAが注文したキッチンペーパーホルダーで、設置してみるとめちゃくちゃ使い勝手が悪くゴミ同然の代物だった。
いやこれはゴミじゃない！
いやゴミだ！
……なんていう兄弟喧嘩が巻き起こる。
双子たちはお互いを思いやる精神に欠けている。

ひとしきり喧嘩したのちに食事の支度に入る。今日は仕事中もずっと腹ペコで仕方なかったのだ。お腹がいっぱいになって栄養もとれる、そんな朝メシにしよう。ミルフィーユ鍋だ。

豚バラ肉と白菜を重ねて鍋に敷き詰めたアレだ。インスタ映えするやつ。
何年も前に手本を見ずに挑戦し無事失敗してから、なんとなく距離をおいていた料理だった。
でもいつまでも苦手を苦手のままにしているのはよくない。
今日なんとか苦手を克服しちまおう。

肉のハナマサで大量買いした豚バラ肉をすべて使ってミルフィーユを作っていく。
大丈夫、ここまではレシピサイトの写真通りにできている。
あとは敷き詰めるだけだ。
チンパンジーでも教えりゃできるだろう、間違いない。

ミルフィーユが全然足りなかった。なんで？
中央に敷き詰めるのが精一杯で、きれいなミステリーサークル状に敷き詰めるには肉が圧倒的に足りなかった。レシピよりたくさんの肉を用意したはずなのに。

俺たちはミルフィーユ鍋を作れない世界線にいるのか？
それともまたアレか？
ミルフィーユ鍋を作れない中年双子たちなのか？
ケーキ等分にできないよりタチが悪いって言ってるだろ！

仕方なく空いた隙間には細切れの白菜をねじ込んでターンエンド、あとはカセットコンロのターンとした。

なんだよぉ～～💓💓
ちゃんとうまそうに出来てるじゃん～～💓💓
ちゃんとお腹いっぱいになるまで食べてあげるからねぇ💓💓
んちゅ💓💓